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2017年1月 2日 (月)

レアバイク評価の真偽

レアバイクの評価、雑誌、ネットで結構見掛ける事が出来る。
例えば、速いバイク、RZ350とかガンマ500とか、、、、多くは、軽量ハイパワーで驚愕の速さ、、、といったありきたり。中には、エンスー好みとか、そんな言葉が並ぶ。
しかし、、、現実は違う。RZ350/Rは複数台所有してきたけど、RZ250に較べるとサルーンのような乗りやすさである。排気量アップに伴うトルクの増大は、中低速性能を大幅に向上させている。250程、ピーキーでないので、パワーバンド前後の落差自体は大きくない。絶対的な速度レンジは高いけど、速度感の落差は小さくなって実は乗り易いのだ。
ガンマ500に到っては、ガンマ400の方が遙かにドラマチックで速く感じる。低速トルクは十分で発進も楽勝。そして、パワーは?といえば、糞マフラーのお陰で9000rpm近辺でどん詰まり、、、パワー感は、ほぼ無い。正に、見た目だけである。
どちらも、本領を発揮させようと思えば、チャンバー交換が必須、、、そうすれば、確かに劇的に変化する。
しかし、当時、チャンバーは非常に高価で、ノーマルチャンバーな人の方が多かった。ノーマルインプレッションで過激という表現を使っている人の殆どは、オーナーの自分から言わせれば、恐らくだけど、乗った事がない、架空インプレッションだと思う。

逆に、鈍くさい代名詞的な、激重、ローパワーのバイクのインプレも然りだ。例えば、CXとかBTがそうだ。昔ならXZ400系も然りだ。装備重量で言えば250kg近辺、馬力は概ね50PS前後といったもの。
で、多くのインプレは、重たい、加速しない、メリハリが無い、、、、そんなネガティブインプレばかりである。
しかし、オーナーから言わせれば全く違う。
少なくとも、公道レベルでは、それぞれ同クラスのモデルと遜色は無い。
20代前半でXZで峠で誰かの後塵を拝した記憶、、、実は無いのだ。CX改にしても90年代にリッターネイキッド系を含むモデルと走って、走りがダメという記憶も皆無だ。どちらかと言えばバックミラーで待ちながら、、、の方が殆どである。最近、乗り始めたBTも然りだ。
自身の選んだ、重たいツインのシャフト駆動のツアラーモデルの共通点。それは、多くのインプレの人が語る、鈍重な操縦性というのとは180度違う。自分からすれば、異様にクイックな操縦性。そして、見掛けに寄らないバンク角と、バンク時の安定性が非常に魅力的。超タイトなコーナーから、渓谷沿いのワインディングでは3~4速パワーバンドで平均的に流す事が可能。
因みに、そんなクイックな操縦性の根源は何か?
それは、車体の運動を支配するためのエンジンのトルクが自在に取り出せるから。
一見、アンダーパワーだけど、どんなギアポジションでも車体をコントロールするトルクが瞬時に取り出せるのである。これが速さの秘訣、、、、ピーキーな高出力車っていうのは、実は、車体を制御するパワーを引き出せる領域が、少なくとも一般公道では懸け離れているのが問題。見た目の重さでなく、見た目が重くても、日常的な速度域で、その重さを支配出来るトルクが簡単に引き出せるというのが、実は、速さの秘訣なのでる。
ということで、BT、CX等を鈍くさく遅い、、、というインプレを堂々書いている人、、多分、乗った事がないのだろうと思う。もしくは、乗り方が違っている、、、そんな気がする。

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