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2017年1月15日 (日)

BT1100のバッテリー検証

車のバッテリーと違ってCCA値は公表されていない。昨年、BT1100を御願いしたショップで納車時にバッテリー新品ということで装着されたのは、ACデルコのDT14B-4というバッテリー、ショップの店主が言うには、レアな型式だから、これしか選択肢が無かったという話だが、ドラッグスター1100、XJR1300と共通バッテリーが他に選択肢が無いというのも不思議な話だと思っていたのだが、、、、

それはさておき、このDT14B-4は、2ヶ月半で始動不能に陥った。
結局、自身でGSユアサのGT14B-4に交換する羽目になったけど、このバッテリーは、再生処置を施したりしていたので、捨てる前に再度とチェックする事にしてみた。
っていうのは、偶然だけど、プロボックスのバッテリーが上がってバッテリー交換をしたけど、旧バッテリーの状態をチェックするのにCCAテスター等で計測したので、序でにDT14B-4等ストックのバッテリーチェックを行ってみた。

すると、プロボックスのバッテリーは、単なる放電過多で充電後3日放置後にCCAテスターで測定すると、CCA値で360、内部抵抗が9.6mΩで極めて良好と言う事がわかり、バッテリー交換は早まった感じ、、、そして、CX用のストックバッテリーをチェックすると、こちらもCCA値で324、内部抵抗が8.9mΩで極めて良好な状態を確認。
しかし、、、、DT14B-4は、バッテリー上がり発覚直後に計測した値はCCA値で90、内部抵抗が85mΩと極めて酷い状況で、再生用電解液、低圧パルス充電等で2週間経過した状態で計測すると、CCA値は回復するも利用には厳しい140、内部抵抗で44mΩという状況。回復傾向にあるけど、未だバッテリーの内部抵抗が結構大きい状態で、このままでは利用は厳しそうな感じ。
ただ、二週間で結構回復したのは事実だけど、再生電解液を再度入れ換えてゴミを排出してというのは、そのコストが無駄になりかねないので、これからは、しばらくサルフェーション回復にはパルス充放電だけで続けてみる予定。
CCA値で250以上、内部抵抗で15mΩ以下に迄回復してくれれば再利用出来るかも知れないけど、まぁ、よく判らない。

このACデルコのバッテリー、当初の2ヶ月は週一回の運用で全く問題無く使えていたのだけど、二ヶ月でセル始動不能に陥った訳だが、、、、
ところで、DT14B-4のターミナルのネジは、それ程新しい感じではないのが不思議、、、通常、バッテリーが新品だったらネジも新品のネジに交換するのが普通だ。そう考えると、バッテリーがホントに新品だったのか?という気がしないでもないが、、、仮に、ホントは新品で無いというのであれば、これまでの辻褄が合う。中古バッテリーか、長期在庫バッテリーだったために、サルフェーションが進行していたと考える事が出来るのだが、、、、後は、バッテリーを抑えるカバーが欠品で、走行振動がバッテリーの電極を傷めた可能性も否定出来ないけど、それも大した距離を走っていないので今一合点がいかないのも事実。

結論として、このバッテリーの素性が一番怪しい気もする。怪しいのは、ACデルコが怪しいのか、或いは、販売店が怪しいのか、、、どっちかだろうなぁ、、、。

注)疑念を持っているのは、製造元の品質管理、それから、バッテリーの出荷ベース(国内の総販売元)という事。疑念の根源は、2.5ヶ月経過で特殊な処理を施す全段で内部抵抗が85mΩ異様に高い事。普通では考えられない。品質管理の問題か、在庫品管理の問題を疑わざるを得ない。何が悪いのか判らないが、異常状態である事を確認した迄だ。

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