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2017年2月 6日 (月)

作業品質

品質の善し悪し、色んな分野で様々である。
製品品質の善し悪しというと、品質管理の行き届き具合、優れた品質管理が実践されているのは、部署毎の責任が明確化されて、部署間の連携が、、、、、、というような組織論に帰結するパターン。更に言い換えれば、そういう組織が社会に根ざしているかどうかということになるので、究極的には、民族性、国家の熟成度に依存する場合もあるかもしれない。

ただ、作業品質というと、製品品質とは別の次元のような気がする。作業品質というと、個人の範囲であり、組織よりも個人の資質に依存する。個人の資質というと、性格というのが大きく左右しているような気がする。
作業品質の良否というのは、国とか民族よりも個人の資質差に影響されているようなkぎする。

どんな作業でも品質が影響している。その品質の良否の判定は簡単なようで難しいかもしれない。

個人的に、品質の高い作業というと、何をイメージするか?というと、、、、難しい事が出来るかどうか?というよりも、見えないところ迄、手を抜かず既定通りに行えるかどうか?という部分のように思う。つまり、丁寧な作業かどうか?が重要だと言える。

丁寧な作業というのは、単純な作業でも丁寧さが失われないというのは、単純で簡単な作業でも行うべき手順の意味を考えて行っているということで、実は、論理的に優れた解析に従って作業しているということで、丁寧な作業が行える人程、難易度の高い作業、或いは難しい修理が行えるのである。

見えない箇所で、面倒臭い箇所で、手っ取り早く行う事が難しい箇所であっても、その箇所における作業を高品質に行うためには、何処までの分解が必要で、どんな工具が必要か?を受け入れて、それに見合った作業を手間が掛かっても確実に正攻法で行うような心構えが大切なのである。

ただ、人は結構、横着者、、、見えないから、、或いは、ちょっと無理しても簡単だから、、、といった理由を、効率という言葉で置き換えて、都合良く行いがち、、、これは、作業品質という面からみれば、実は大きな間違いなのである。

以前、友人の営んでいたショップで愛車の整備を御願いしていた時に、行われる作業の様子を見ていて、チョットした事でも機器を用いたトルク管理を確実に行い、そして、研磨が必要な作業において研磨状態の把握に、表面粗さ計でしっかり測定したり、意味不明の材料を溶接する作業を行う場合、材料の分析を確実に行って、、、というのを普通に見ていたけど、そういう品質の作業というのは、最近は殆ど見掛ける事が出来ない。寧ろ、見えない箇所の作業で、『マジ?』って思う事の方が多いくらい、、、、

高い品質の作業、、、これって、実は非常にレアなのかもしれない。

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