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2017年2月25日 (土)

お奨めスパム対策

スパムといえば、スパムメール、BBSへのスパム投稿の二種類。
何れにせよ、完璧なスパム防御というのは非常に困難である。
ただ、素人レベルでも何とか90%レベルで、スパムメール、スパム投稿を遮断する事も出来るようだ。

まずは、スパムメール対策について。
一番オーソドックスなのは、スパム投稿されたアドレスを受信拒否というのが、誰しも最初に思い付く方法だけど、この方法は殆ど効果が無い。発信元がアドレスは適当に変化させているので、特定のアドレスに対して受信拒否しても効果は全く無いといって良い。
一般にメールの受信拒否設定は、メールサーバーでメールヘッダーの値をチェックさせて行う事が出来るようだけど、一番効果的なのは、海外発信のメールを全て拒否すること。海外発信かどうか?の判定は、ヘッダーの『Date』の項目に、『+0900』が含まれていないものを拒否にするのがお奨め。こうすれば、海外からのメールは殆ど拒否する事が出来る。
ただ、facebook等のSNSからの通知とか、ASUSTEK等海外のPCサプライヤーからの情報メールも届かなくなるので、受信拒否条件でDATEで『+0900』を含まないモノを拒否の上位に、受信したいドメインを登録しておくのが大事。その判断のために、しばらくは『+0900』を含まないモノを拒否する前に、迷惑フォルダーで収集してアドレスのチェックを行って受信すべきドメインを抽出しておく事が大事だ。

他には、『Authentication-Results』項目で、『permerror』、『temperror』、『softfail』、『hardfail』となるものを拒否するのも有効。大抵は認証失敗のメールはスパムメールで在る事が多い。ただ、正規のメールでもサーバー障害によっては『pass』とならずに『permerror』を返してくる事もあるので、この項目では受信拒否ではなく迷惑フォルダーへの振り分けで設定するのがお奨め。

後は、『Content-Transfer-Encoding』項目で、『base64』と入っているのも怪しいのが多い。あえて、こういうエンコードが必要なファイルを送る側との付き合いがある人以外にとって、不要以外の何ものでもない。

他には、自動的にメールをばらまくような『X-Mail-Agent』で『BSMTP』、『X-Mailer』で『PHPMailer』、『X-Mail-Agent』で『BASP21』、『Message-ID』で『B21Soft』も国内のスパムメールに多いので拒否するのがお奨めだ。

現状、メール設定では、この対応で不要なメールは一切届かない状態。

次に、BBSのスパム投稿対策だけど、レンタル掲示板ではなくフリー配布のCGI掲示板についての対策だ。レンタル掲示板ではスパム設定に有効なモノが揃っていないので、使っていない。
そんなCGI掲示板で一番有効なのは、海外IPからの書き込みを全て遮断するのがお奨め。これは『コンピュータ関連の備忘録』というサイトで配布されているIPスパムフィルターを組み込むのがお奨め。これは、CGI掲示板の中に組み込むCGIで、設置には少々手間が掛かるかもしれないが、海外IPからのアクセスを完全に遮断出来るのが良い。勿論、海外からの書き込みは不要という人限定の対策だけど、殆どの人は、これでOKだと思う。

因みに、このIPスパムフィルターは、海外IPからのアクセス拒否の他に、指定IPからの書き込みも拒否する事が出来る。この機能を使えば、元々のCGI掲示板に備わっているスパム対策機能と併用すれば、国内IPからの迷惑書き込みされた場合、その国内IPをIPスパムフィルターのアクセス拒否IPリストに追加させるようにすれば、国内IPでも迷惑書き込みが為されたIPも次回から書き込み拒否させる事が可能だ。

BBSの対策では、この方法で100%の迷惑書き込みを排除出来ている。ログをチェックすると、海外からの書き込みトライは週に数回は継続しているようだけど、全て弾いているので、良い具合に機能している。

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