ネオクラッシック
90年代の400ccバイクで、今見ても割と良いな!って思うモデルが二つある。
一つは、ホンダのNC36のCB400Fourだ。四本メガホンマフラーにスポークホイールという構成で、水冷エンジンながら緻密なフィンが刻まれたエンジンを載せたモデル。エンジンベースは当時のCB400SFだけど、専用フレーム、外装に、先のエンジンで雰囲気は悪くない仕上がり。差程ヒットしなかったけど、今見ても、悪くない。
もう一台が、GSX400S刀だ。これは、ヒットしたGSX1100/750S刀とうり二つのデザイン。水冷エンジンにフィンを付けてカムカバーの初代刀と同じ様な長方形のカバー付きのデザイン。更に泣かせるのは、ワイドタイヤ対応の新作の星形スポークホイールで、これも悪くない仕上がりだ。
この二台、80年代以前のモデルを、登場した時代に併せた最新技術を用いながら、ディテールを忠実に再現しており、雰囲気を引き継ぎながらディテールは全く異なっていたゼファー、XJR等とは全く異なる存在。ジャンル的にはネイキッドバイクの一種かもしれないが、ビンテージバイクレプリカとも言えるような存在。
時代的に400ccクラスで行っているけど、今なら、排気量も再現したレプリカモデルでも登場すれば面白いかもしれない。昔の中型ならレプリカも中型、昔の大型ならレプリカも大型で登場させれば面白いかもしれない。
個人的には、今時のストリートファイター系というか、エクストリーム系のようなデザインは今一好みでないし、最速のSS系デザインに引っ張られ過ぎたデザイン、例えば、ZX-10Rと似たニンジャの650とか1000は今一である。
今なら、カワサキなら1984年のニンジャGPZ900Rデザインを忠実に復刻して登場させるとか、900RS、GPZ1100も然りだ。ホンダなら、この度登場したCB1100RSも悪くないけど、CB750FZ/FA/FB/FCを忠実に復刻した方が、更にグッと来る。こういう戦略は、ホンダかカワサキしか出来ないかも知れないが、結構受けるような気がする。形は、CBなりニンジャそっくりだけど、中味は最新。そういうのが良い。
車の世界ではトヨタ2000GTレプリカのR3000GTが好評らしいけど、単車でも登場させれば?という気もする。さすがに2ストレプリカは不可能だろうけど、四発重量車なら可能では無いだろうか?
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