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2017年3月29日 (水)

ビスカス四駆

昔ながらのスタンバイ四駆で最も簡単で性能的に今一と言われている機構。これ、我が家のプロボックスのシステム。前の愛車のエリオも同じシステムだ。
このシステムは、基本はFWD、前輪がスリップしたら、その度合に応じて後輪にも駆動力が振り分けられるというシステムで、そのレスポンスはお世辞にも素早いとは言い難いもの。
車雑誌の評論家やマニアからは、評価は今一。

でも、日常生活で遭遇する積雪路面、凍結路面では、これで十分とも言える。
日常生活で問題なのは、滑り易い状況でスタックして動けなくなる事。坂道で登坂不可能となって立ち往生する事。だけど、少なくとも、そういう状況だけは回避出来る可能性が高くなる。

実際、今シーズンでは二度程積雪に遭遇したけど、団地の登坂等で走行不可能な状態には陥らなかった。坂道において一時停止後の再発進時にも、発進時は前輪のスリップによって発進が出来なかったけど、二度目のトライでスリップ状態を続けると1秒程度後は後輪に駆動力が分配され発進出来た。

日常生活において、積雪路面で移動出来なくなる状況といえば、そんな状況くらいである。そんな状況から脱出出来るだけなら、こんな簡易なシステムでも十分といえる。

まぁ、理想的には、デフロック出来るようなシステムがあれば、走行時も安定性は飛躍的に高まるのだろうけど、、エマージェンシーでの脱出目的ならスタンバイ四駆で十分。

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