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2017年3月31日 (金)

機械式メーター

単車の装備品、電子化、デジタル化が著しいが、日常で一番迷惑なデジタル化というのが、メーターの電子化、デジタル化だ。

このメーター、元々は完全アナログの機械式である。
タコメーター、スピードメーター共に計測部のギアボックスからワイヤーで回転を取り出してメーターを駆動するもの。電気置針式というと水温計、燃料計程度である。勿論、トリップメーター、オドメーターもアナログ式だ。これは1980年代初頭迄のスタンダードである。
1980年代半ばになると、先ずはタコメーターが電気式に置き換わる。これは点火装置にCDI点火が普及し、そこから電気信号を取り出す方が正確でコストが下げられるのが要因。その後、1990年代後半になると、スピードメーターで回転数取り出しがメーターギアボックスによるものから、センサーで回転数を取り出すモノに代わり、この信号を電気式メーターに表示させるモノに変わっていく。これによって、スピードメーターケーブルというものが姿を消していく。
同時に、機械式メーターに付随していたアナログ式のオドメーター、トリップメーターが姿を消して、液晶デジタル表示の電子トリップ、オドメーターに変わる。
その後、機械駆動部が消えて、様々な情報を統合して表示するコンピューターのようなインストルメントパネルに姿を変えていく。

個人的には、少なくともトリップメーター、オドメーターは、メインキーがオフの状態でも表示されている方が有り難い。トリップメーターに関して言えば、バッテリー電源が切れると表示がリセットされるものもあり、それは面倒臭いし、迷惑だ。
給油時はキーを抜くけど、その際もトリップメーターのリセット等を考えると、機械式の方が有り難い。

まぁ、今時は電子式メーターの方がローコストで設置等の自由度も高いのかもしれないが、個人的には、機械式メーターが好み。

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