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2017年5月13日 (土)

二輪メーカーに御提案

最近、特に二輪メーカーからのアクセスが多い。以前から四輪メーカーからのアクセスがコンスタントにあったけど、最近は二輪メーカーが多い。ほぼ、毎日である。
メーカーは興味深い事に国内のメーカー四社からだ。
各メーカーからのアクセスは複数の端末から行われているのが興味深い。

興味深いのは、ヤマハからのアクセスは市場調査関連が多い。スズキからは二輪事故に関する記事への考察が多い。ホンダからが一番多いけど、こちらは市場調査、メカニズムの考察関連、操作方法関連、更に、自転車記事関連が多い。カワサキは操作、セッティング持論関連に集中している。

因みに、二輪メーカーからのアクセス時間帯は多くが平日日中で、四輪メーカーからのアクセスが終日(日中~深夜)なのとは対照的である。

そういった中で、基本は二輪の市場調査、過去トレンドの分析、事故分析が最も関心が高い様子。アクセスが私的目的か、業務目的かは知らないが、トレンド調査に関心があるというのは、基本は業務目的のような気がする。そして、こういった記事に注目が集まるというのは、やはり、二輪業界自体が構造的な不況から抜け出ていない事の証明のようにも感じる。

二輪が趣味の道具の域を出ない限り、二輪趣味を主とするような嗜好を期待するのは簡単ではない。トレンドを獲得した他の趣味の魅力を加速させるようなマストアイテムとしての提案を行うか、趣味の域を出て、過去のスーパーカブのような実用マストアイテムとしてのスタイルを提案を行わなければ、今のスパイラルから抜け出す事は困難では無いだろうか?

現状、二輪メーカーの提案する二輪の殆どは、無くても良いモノ、つまり趣味に軸足を置いた商品展開に留まっている。趣味、遊びは楽しいけど、二輪車による趣味の楽しさに同調してくれる人は殆ど居なくなったのが現状である。楽しいのは間違い無いけど、その楽しさ以上に他の世界の魅力に世間の人は嵌っているのが現状なのである。二輪の楽しさを唱える人の殆どが50代以上のシニア世代、昭和世代なのだ。今のシニア世代は二輪の楽しさを身を以て体験している。それは、今のシニア世代が十代の頃、二輪車は世界を拡げるマストアイテムだったためである。しかし、現代において世界を拡げるマストアイテムとしての役割を二輪車は担っていないのが現状なのだ。
それ故に、楽しさをオッサンが幾ら提唱しても誰も見向きをしないのが現状なのだ。

にも関わらず、二輪車=趣味の道具としたスタンスに業界が向いている。それが低迷の最大の理由だろう。二輪車=趣味の道具として捉えている現状が、二輪車販売店の惨状からも伺えるのでは無いだろうか?家電店、自転車店、車のディーラー、、、、他業種の販売店と単車の販売店を見れば、単車の販売店のみ昭和の香りが強く残っているのが現状である。
今でこそ、誰でも気軽に入れる量販的な店舗、チェーン展開している店舗が増えてきたけど、それでもそれ以外の販売店の方が多数派である。そして多数派の販売店の中には、増えつつある量販店に対して敵対的な意識に則った意見を聞く事が多く、業界事態のギクシャク感も強く感じる。

顧客として、店主と接すると、一方が他方を否定するような批判的な意見を聞く事が少なく無いけど、一般的な人は、そのような批判的な話、言い換えれば悪口や良くない噂を聞かされて心地よく思う人はいない。このような消費者と接する末端の販売店の状況は、基本的に平成以降全く変わっていないのが現状である。

結果、多くの販売店は昭和色が強い、店主に趣味的な志向を直に繁栄したような店舗となっている。一言で言えば、マニアック過ぎるのである。マニアックで小汚い、料金体系も判らない。入店するのに躊躇する、、、、そんな怪しい状態が蔓延しているのである。

販売店がこんな状態故に、普通の人が単車を普通の製品として捉える事が出来ないといっても差し支えないのでは無いだろうか?
趣味の世界で二輪がマストアイテムではない現代においては、二輪ならではの特徴を活かした生活ツールとしての提案が必要だが、現状の消費者との接点状態を見れば、そんな提案をしても販売店段階で消費者とのコンタクトが失われるのが関の山である。

商品展開、ラインナップを見直す前に業界がすべき事、それは、、、二輪を扱う販売網の怪しさを消し去って、一般的な人が販売の窓口に入れるような形態を提案すべきだと思う。昔ながらの小汚いバイク屋っていうのは、趣味人的にはOKだけど、一般人的には完全NGである。
二輪という製品がマニアックな製品というのではなく、車や家電と同じ様な扱いとして捉えて貰うのが先決である。工業製品として完成度が高い現代において、油まみれの床の店舗で小汚く整備される様を見せる必要は無いのである。ハードウェアの難しさを完全に覆い隠し、イオンとか百貨店の自転車売り場で扱うような形態で、人の集まるショッピングモールに売り場を展開して、子育て主婦層の足として提案するのも一案だ。単車=小汚い、不良のアイテムという印象を抹殺するためには、華やかな人の集まるショッピングモールに販売の拠点を構え、家電的に売るというのも一つの手立てだろう。
勿論、そのような販売拠点で販売をするには、現状のラインナップでは、誰も取り扱ってくれないので、現代のライフスタイルに適合した商品の提供が不可欠であり、そのような商品開発と販売形態の見直しを同時に業界全体で進める事が構造的な不況を脱却する方法と言える。

一例を挙げるとすれば、先記事には若者のコミューターとしての提案を記載したけど、更に言えば、単車の機動性、コンパクトさを保ち、大人なら最大二人載り、子供なら運転者+二人に限定し、転倒リスクの無い三輪車+キャノピーで軽四の下のコミューターカテゴリーを生む事が出来れば、相当に魅力的。四メーカー専売の垣根を取り払い、125cc以下のキャノピー付き3輪コミューター、幼児なら+二人乗車OKのような提案が可能なら、今の電アシ需要を取り戻す事も可能だろう。ヤマハの三輪トリシティは悪くない目の付け所。もっと、安価、もっと手軽、もっと実用的だとブレークするのではないだろうか?

更に、このニッチ領域を注目させる事で、リスクを抱えて放置されているカート等を改善させる事が出来れば、それはそれで社会貢献に繋がるような気もする。

社会を巻き込むトレンドを生み出すには、業界でこのような取り組みのコンセンサスを纏め、社会インフラの在り方に影響力を持つ官庁に働きかける以外手立ては無い。

二輪業界の今の状況を見ると、新しい趣味を提案するよりも、先述のように、実用ニーズを捕まえる方が良いかも知れない。高価となった軽四の下のコミューター市場なら勝負出来るのでは無いだろうか?四輪メーカーのミニカーカテゴリーでさえ高価であり、価格帯的には最高でも40万円未満で、こういうコミューターが提案できれば面白い。

日本の若い子育て世代の居住域は、マンションか郊外団地住まいが多い。機動性と保管場所を考えると軽四も厳しいのが現実であり、単車の範疇で、利便性を最大限高めたコミューターの提案が理想だ。

話が変わるが、排ガス規制の強化で原付バイクの存続が危ぶまれているが、これを機会に普通免許で乗れる上限排気量をせめて80cc程度に引き上げる事が出来れば、コミューターの動力源として十分対応可能。手始めは、カテゴリーとしてバイク種別の原付バイクの範疇で提案するのも手だけど、原付ミニカーカテゴリーとして提案するのもアリだろう。最終的には、前述したような複数乗車可能なコミューターを提案出来れば、そこそこの需要を得る事が出来るのでは無いだろうか?

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