経年劣化に弱いのは?
我が家のCX、入手したのは1993年頃。ただ、年式的には1982年式だから35年経過の車両。ガンマは1986年式だから31年落ちだ。新しいと思っていたSVでも1999年式だから18年落ちである。
見た目的には、個人的には古さを感じていないし、今時のモデルと思うけど、、、
でも、これらのモデル、自身の単車ライフでは経験したことのない様なトラブルに遭遇する。
例えば、ガンマでは燃料コックのリモートリンクだけど、これ、スポット溶接で組み立てられた部品。このスポット溶接が錆びてバラバラになったり、スターターワイヤーを引くと、手応えが変化して始動性が悪化、、、、見ると、スタータープランジャーのアウター受けが砕けたり、、、、
CXでは、気が付くと部品を留めるネジが色んな所で脱落している。他に、電装でカプラーが焦げていたり、コック負圧を取り出すインシュレーターニップル部に差し込む負圧ホースが、負圧の度合によって口を開いたり閉じたりしてエンジン不調に陥ったり、、、
SVでは、燃料タンク裏の吸音スポンジが剥がれ掛けてエアクリボックスの入口を塞いで不調に陥ったり、、、、、
他にも色々と材料劣化に伴うトラブルが多発する。後は、真鍮部品の摩耗も結構多発している。クラッチレバーのスピンドルスリーブが摩耗してレバーがガタガタになったり、、、
こういうのは、新車から十年以内だと発症しないトラブル。こういうトラブルが多発すると年数を実感する。
現代から30年落ちといったら1987年式である。当時のモデルといえばRC30とかである。全然古く感じない。
1987年当時の30年落ちといえば、、、1957年式、、、、初代カブ以前の話しでクラッシックカーである。
時代の移り変わりによって30年落ちのイメージが大きく違う。
これは、車でも同じ。1987年式といえば、、、RX-7ならFCだ。FCは今見ても古くない。しかし、1957年式といえば、、、マツダならキャロルとか、オート三輪レベルである。当時に戻って考えると、完全に骨董品である。
ただ、30年という年数は確実にモノを劣化させる。しかも近代のモデル程、劣化に弱い樹脂部品が多いのである。今時のモデルは、形は古くないけど、実態は劣化が昔以上に進んでいる可能性があるのだ。
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