寝かしまくりの名残
十代の頃、峠では何を目的に走っていたか?というと、如何にタイヤの端迄使うか?だったような気がする。兎に角、フルバンク、寝かせて走る、、、寝かせる事に意義をもっていた様な気がする。
タイヤの端迄使う前に、車体が地面と干渉するようなバイクはNG判定。タイヤの端迄使った時に、ステップが地面に擦る程度ならOK判定。これが単車を選ぶ判断基準だったように覚えている。
因みに、免許取り立ての頃で、峠で寝かせる遊びをする前は、確かに四気筒の音を好いていた時代もあるけど、峠遊びを初めてからは、音よりバンク角を重視していた。
タイヤの端迄使う前に、ステップ、マフラー、スタンドを擦って今一という印象が強いバイクは、CB125T、Z400FX、GSX400FS、Z250FT、CB400D、RZ250/350Rといった車種。エキパイに穴が開いたり、スタンドを擦りつけてもなお寝かして後輪が浮き上がって駒のように滑ったり、、、である。
タイヤの端まで使っても路面を擦りづらいバイクというと、CS250、CB250RS改、CB125JX改、VF400F2、XZ400といった車種だ。この辺りは、ステップ、アンダーカウルを擦っても、それくらいという印象で、バンク角に不満を感じずに遊べた印象が強い。
そういう経験から、幅が狭く重心の低いモデルが好みになっている。幅が狭く、低重心なモデルに対する印象は、寝かし込みが軽く、寝かした時の安定感に優れ、扱いやすいという事。まぁ、好みの問題である。今時のパラツイン、直4のモデルも乗りやすいのだろうけど、好みだから仕方ない。
ただ、最近の最新のラインナップを見てみると、一寸残念な感じである。
理由は、スーパースポーツモデルは漏れなく直4エンジン搭載である。そして、実用域重視のミドルクラス以下のモデルで、新作エンジンを搭載したモデルは漏れなくパラツインである。別にパラツインだから走れない事は無いだろうけど、好みから外れるのは事実。現行Vツインというと、SV、VTRのみ。SVは旧モデルを所有中、VTRについては先祖のFGを乗っていた事もあり、両車とも今更選ぶ存在でもない。
最近は、Ninjaが先鞭を付け、YZF、CBRと追随者を生んでいる250ccのスポーツモデルが花盛りだけど、1982年に打倒RZ250を掲げて登場した初代VT250Fのような、高性能Vツインスポーツが登場してくれないものか?と思うけど、其処までのニーズが無いためか、登場する気配は全く無い。今のパラツインも
走るのかもしれないが、自身の250ccパラツインは、空冷、水冷共に乗ってきたけど、印象としてカッタルイし、重たいし、直ぐ擦るし、、、というネガティブな印象しかないので、どうも食指が動かない。
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