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2017年5月 3日 (水)

クランクデザインとPCD

今時のクランクデザインは極太の4アームである。チェーンリングのPCDは?というと、34Tに対応しているから、110mmということだろう。
小さなPCDでありながら、52T以上のリングを高剛性で固定する必要がある、、、それが、4アームながら極太のアームデザインが必要となるという理屈だろう。

自転車のクランクPCDを見ると、ピスト等が144mm、スタンダードの5アームが135mmか130mm、コンパクトクランクが110mmである。このピッチサイズは取り付け可能な最小歯数に影響するけど、PCDを小さくする程、大きな歯数のリングを取り付けると、チェーンリングがペダリングトルクによって歪み、よれ、しなりが出てしまう。これがロスに繋がる。それ故に、軽量高剛性を実現するには、大きなPCDの5アームデザインが基本ということになる。

マルチピッチデザインを用いれば、大きな歯数も小さな歯数も対応できるけど、ビスの数が増える分重量も増す、、、その間の回答で、4アームながら極太の現行デザインが生まれたのであろう。

ただ、機能美という観点からすれば、使う歯数に応じたPCDを選択した5アームの方がカッコイイようにも思える。

シングルギアだけど、ピストの5アームがデザイン的一番カッコイイと思う。削ぎ落とされたアームの肉厚、、、、あの厚みで十分なのである。

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