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2017年5月 4日 (木)

カーボンパーツ

単車でも自転車でもCFRPパーツは一般的なモノになりつつある。
しかし、CFRPパーツをどの範囲迄使うか?というと、未だに躊躇するような部位が存在する。
自転車なら、フレーム、フォークのCFRP化は、もはや一般的。その他の部品も、クランク周りであったり、小物であったりして、ワイヤー、チェーン、ギア以外の全てにカーボン化が進んでいる。
単車でも、最近は市販車レベルでもハイエンドクラスとなると、フレーム、ホイールのカーボン化が進んでいる。

しかし、個人的にはカーボン部品は主構造体と、摩耗を伴う使途には使いたくないという思いが未だに根強いところである。
使うとすれば、強度部品でない部位、耐熱用途部位辺りだ。

自転車では、カーボンフレームというのは、今一馴染めない。強度部品なら交換可能なフロントフォーク位まで。自転車については、クランク、ホイール等にも使いたくないところ。それ以外なら、シートポストとか、その辺り迄のような気がする。
単車なら、カウル外装、サイレンサーボディ位である。

繊維補強材料であるCFRPというと、転倒によって削れるような状況が一番怖いところ。削れて繊維が失われても大勢に影響の無い程度の部位への展開というのが留めておきたい理由だ。局部的な衝撃では、余程の事が無い限り、材料へのダメージは限定的だけど、削れて喪失するという状況は結構深刻である。

外装、カバー関連なら削れても深刻な影響を受けないという範囲だから、やはり使っても良いと思える範囲は、カバー類に限る。

個人的には優れた耐熱性等も考えれば、サイレンサーカバー辺りが一番適切なような気がする。自転車への適用は?といえば、健全性のチェックが比較的簡単で手頃に交換出来て、材料の特性である弾性の効果を発揮しやすいということで、フロントフォークがベストのような気がする。

何でもかんでもカーボンで軽量化、、、、それは少し違うような気がする。

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