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2017年7月27日 (木)

シートポストオフセット

シートポストというと、フレームの縦パイプに差し込んでサドル高さを決めて固定するもの。最も重要なのは、サドルハイトの調整機構とサドルトリムの調整機構だけど、ポストの形状を見ると、サドルの固定位置を相対的に前後させるオフセットが与えられているモノが多い。

そもそも、サドルの前後方向の位置決めは、サドルレールの固定位置のチョイスによって±15mm程度、前後幅30mmの調整幅を持っている。これに加えて、シートポストのオフセットの選択は±25mm程度、つまり前後幅で50mmの調整幅を持っている。

つまり、固定位置とオフセット量で±40mm、最高で80mmの調整幅を持っていると言う事になる。
これだけの幅があれば、用途に応じたシートアングルを自在に選ぶ事が出来る。

ただ、この調整幅は、一つのフレームで多くの使い方が出来るように与えられたモノではない。この調整幅は、一つのサイズで、多くの体格のユーザーがカバー出来るように与えられた調整代に過ぎない。

つまり、任意のフレームを使って、本来の用途とは全く異なる使い方のセットアップをポジション的に行う事は出来るけど、それは必ずしもベストとは言えないのである。

用途から見て、ベストのシートポストのチョイスというと、異論があるかもしれないが、基本はサドルレールのセンター位置でクランプして、オフセットゼロのポストでサドルを固定する事だと思う。サドルレールセンターで固定するというのは、荷重によるサドル変位が前後で完全にバランスしているのでサドル面のストロークの際にトリムが生まれない。更に、オフセットゼロならばサドルのパイプ軸方向に乗り手の重量が作用するので、シートピン位置を支点とした曲げ方向の力が最小限に抑える事が出来る。シートポストのオフセットが大きかったり、シートアングルが寝すぎた選択の場合、シートピン位置を支点として、シートポストがシートパイプ内で前後に動き、薄いシートパイプの場合、クラックを発生させる場合もある。

ということで、理想はシートポストはサドルクランプをセンター位置で行い、オフセットはゼロを選ぶ事だと言える。その上で、必要なトップ長を実現するのには、フレームジオメトリーをオーダーして選ぶ事と言える。

乗り手とフレームの適合性というのは、そう言う風に考えると、シートポストにどんなオフセットを選んでいて、何処でサドルをクランプしているか?を見れば、大抵は判ったりするものである。
自身、フレーム選びをする時は、ポストオフセットがゼロでピッタリ嵌るサイズを探すのが基本である。

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