2ストマルチで低速トルク?
ガンマ400/500の昔のインプレを読むと、低速トルクがあるから乗り易いという評価が多い。パワーは400は1000rpm迄パワーはしっかり持続するけど、500は9000rpm迄。体感的な吹け上がりは400がシャープ、500がマイルドというのが感想。
ただ、500に400のマフラーを付けるとイメージはガラリと変わる。400のシャープさに輪を掛けたような速さを得る。チャンバーを装着すると更に変わるけど、どちらかと言えば車体の軽さを実感する印象の方が強い。
ただ、それでも低速トルクがしっかりある、、、という印象は、現代においては感じない。
250cc以上の2ストロークでトルクを感じたモデルは?というと、RZVは今一だったけど、NS400Rはソコソコ。RZ350R/RRは日常的には十分な低速トルクを持っていたのを覚えている。ただ、そこは2ストである。当時のGSX-R400等と較べる事自体ナンセンス。
で、30年経過した今もガンマに乗るけど、低速トルクの不足感は当時以上に感じる。3000rpm前後でクラッチミートしてからのスタートでエンジン回転をドロップさせまいとすれば、長めの半クラが必須である。これを感じる度に低速トルク、無いな、、、、というのが印象である。っていうか、30年前は、そこまで不満は感じなかったのだが、、、、
でも、その理由は明白。それは日常的に乗っている他の単車の影響が顕著ということ。
ミドルクラス以上のツインエンジン車を乗っているのが最大の理由だろう。CX、SV、BT、、、この辺りはアイドリング辺りでのクラッチミートでもエンジン回転がドロップする事もない。半クラは殆ど不要。クラッチミート後のアクセルオープンでダイレクトに加速する、、、、こんなのに乗っていたら、幾ら低速トルクがあるといっても、2ストマルチだと較べるべくもない、、、、
ただ、5000rpm近辺からの連続音が出始めてからは車重を感じさせない、回転上昇につれて加速度が増加するようなワープ感覚はツインエンジン車では感じる事が出来ない感覚。
ツインの低速トルクも楽しいけど、2ストマルチの高回転のワープ感覚は別次元の楽しさである。
当時、2ストマルチを指して低速トルクがある、、、というインプレが多かったけど、考えてみれば、2ストでマルチである。低速トルクなんて表現自体が違和感だらけである。せめて、2ストシングルを指すならば理解出来るのだが、、、、
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