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2017年7月 2日 (日)

被害者としての自転車

自転車は車道を走る。これ、ルールとして定められている。歩道を通行する歩行者からすれば自転車は天敵的な危険な存在故に、歩道から締め出すべきという論理も理解出来る。
しかし、自転車が車道を走るというのが、果たして最善の策か?と考えれば、そうでもないような気がする。
車道における走行エリアというと、左端である。左端というだけで、自動車、単車と明確に区分されているわけではない。認識上の左端、良くても白線で区分された路側帯とか、その辺りを走るだけである。

そこを自転車が走るのは安全か?と考えると、、、原動機付きとは走行速度域が全く異なる。そして、今時の自動車の運転者の実態は?といえば、カーナビを見とれていたり、携帯電話で通話したり、スマホを操作していたりと、、、、運転に集中していないドライバーがとても多い。自動車の場合、ライター、携帯が落ちたということで、運転しながら拾い上げるという行動をする人も後を絶たない。

そんな運転者が少なく無い自動車と同じ場所を自転車が走るというのは、これはこれでとても怖い事である。自転車は生身で、自動車から逃げる速度も持ち合わせていない。

自動車運転者の不注意だけでなく、故意の嫌がらせによる幅寄せ等も少なく無いのである。

現状の歩道における歩行者に対する自転車のリスクもあるけど、車道における自転車の晒される自動車の過失運転、悪意運転によるリスクも無視出来ない。

自転車というのは、自動車とも歩行者とも違う存在である。となると、歩道で走行エリアを共有するのがNGなら、車道で走行エリアを共有するのもNGのように思う。
現実的ではないかもしれないが、区切られた専用の走行ゾーンを確保するのが一番のように思う。歩道内ならガードレールで区切られた専用ゾーン、車道でもブロック等で区切られたゾーンを設置すべきであろう。

先日、歩道走行中の自転車が運転操作を誤った自動車に激突された事故があったけど、少々の物理的区分では自動車の突進を防御する事が出来ない事を考えれば、歩道にガードレールで物理的に分離されたエリアを設置するのがベストのような気もする。

最近は歩行者に対する加害者としての自転車を問題視しているけど、やはり、車道走行前提とするならば、被害者としての自転車も今一度考えるべきのようにも思う。

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