自己管理出来ない中高年
二十代迄は、皆さん元気で健康な身体を有している。しかし、三十路の声を聞くと、その限りではない。三十代で生活習慣病の初期症状である肥満にカテゴライズされる人の数は30%を越えて、40代では36%を越える。肥満から生活習慣病、更には、高血圧、脳梗塞、、、、といった疾病の罹患率は年代と共に上昇する。
その一方で、20代をピークに、体力年齢の低下は進行する。体力年齢=基礎代謝だけど、基礎代謝量を決める筋肉量が加速度的に減少していく。
結果、大抵の場合、シルエットだけで年齢、世代が大まかに判ってしまうけど、年代が上であるほど、肥満体型、猫背体形、そして、疾病罹患率が高くなっていくのである。
ただ、これが加齢による不可避な現象か?と言えば、それは全く異なるものと考えて良い。
一般的に、加齢により肥満、筋力低下が訪れると思い込まれているが、加齢に伴う生活環境の変化が肥満や筋力低下を来していると考えるべきなのである。
不可避な現象であれば、例外なく肥満、筋力低下となっている筈だけど、現実には、肥満とは無縁で、筋肉モリモリな中高年は少なく無いのである。このような中高年のライフスタイルというのは、1日24時間の中で、一定時間の運動時間が確保されており、健全な食習慣が身に付いているのであう。その量が決して過度ではなく、二十歳前の学生生活での運動量に較べると大差無いのである。
結局は、運動習慣、食習慣が体型と体力を決めているといって良いのである。
究極的に言えば、体形と体力というのは、自己管理が出来ているかどうかなのである。
自己管理というのは、必要な努力の継続ということで、体形、体力をみれば自己管理出来る人かどうかが判断出来るのである。自己管理が出来る人の話というのは、基本的に信憑性が高いのである。逆に言えば、体形、体力に問題を抱えるというのは、自己管理が出来ないとういことで、そういう人の言葉や仕事というのは、基本的に何らかの問題を抱えていると考えて差し支えないと考えている。
あくまでも持論だけど、見苦しい体形、貧弱な体力というのは、自己管理が出来ていない証明とも言える。言葉は悪いけど、自己管理出来ない人の仕事というのは、個人的には信用出来ないのである。
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