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2017年8月10日 (木)

マツダの報道発表を聞いて

2019年にHCCI燃焼を用いたスカイアクティブXを市場投入するというニュースが話題だけど、これはモデルライフ的に次期アクセラからの投入だろう。
因みに、このエンジンはトヨタには供給しない事も発表されている。勿論、パワーユニットの開発はこれだけではない。REレンジエクステンダー等々の開発も進められているけど、その辺がどうなっているか?を報道発表から判断すると、同じ2019年に次世代ディーゼルエンジンを投入し、PHEVを投入するという。つまり、環境対応のパワーユニットとして次代を担うものは、殆ど2019年以降ということである。

それまでに投入されるものは何か?といえば、2018年に電動化とコネクティビティ技術の投入とのこと。2019年までの1年半以上をパワーユニットを進化させず引っ張るのは競争力維持的に厳しい。2019年迄の近未来に登場するであろうシステムといえば、発表の在った電動化で簡易的なハイブリッドシステムを既存のエンジンに組み合わせるものだろうか?年初には、簡易ハイブリッドだけでなく大排気量エンジンでは気筒休止技術を投入するという話でもあるけど、マツダに大排気量エンジンと呼べるようなスケールは既存のラインナップには存在しないので、もしかしたら直6エンジンに気筒休止を用いたものを登場させるのかもしれない。
2018年というと次期アテンザが該当するけど、アテンザ辺りから簡易ハイブリッドタイプのパワーユニット等が搭載されるのだろう。

マツダといえば、REスポーツカーを開発中という話も出ていたけど、EV化の流れが加速している現状において、これが実現するか?というと、かなり怪しい気もしないではない。RX-VISION的な化石燃料前提の古い価値観に乗ったREスポーツカーを開発するだけのリソースが残っているのか?という風にも思える。
まぁ、REがレンジエクステンダー用の発電機のみにしか使われないというのは非常に寂しいけど、その可能性も否定出来ない気がする。

REスポーツが登場するには、FRシャーシを共用する別モデルの登場と成功が必須だろう。

2018年にどんなモデルがどんなメカニズムで登場するか?で、その辺りの未来が占えるような気がする。

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