老いによる衰え、不摂生による衰え
どっちも嫌である。どっちがフィジカルを弱らせるか?というと、不摂生の方が激しく衰えさせるように思う。ただ、不摂生によるフィジカルの低下は、生活を律する事で回復させる事が可能だが、老いによるフィジカルの低下は、精進を続けても回復させる事は非常に困難である。
老いによるフィジカルの低下は、不可逆変化とも言える。これを抑止するには、低下を如何に食い止めるか、衰えの進行を抑えるか?が鍵であり、そのためには衰え以上の強化を生活に組み込む事が大事である。
老いによる衰えは加齢とともに加速する。そして、筋肉量アップ等の増強の効率は加齢と共に鈍ってくる。この現実を踏まえて衰えに抗うには、加齢と共に、筋肉量アップを図る運動時間等を長く割く必要がある。
この時間は体験上、30代では1日1時間程度で十分だけど、40代では1日2時間以上は必要、50代では3時間以上が必要のように感じる。
1日の時間は24時間しかないので、老いによる衰えを抑えるには、不摂生からの回復如きに時間を費やさざるを得ないような40代、50代になっていたとしたら、それは手遅れとも言えるのである。40代、50代でブヨブヨ、ガリガリでガタガタになっていたとしたら、効率的に老いを食い止めるような運動量をこなすことは不可能なように思う。
こういう考え方は30代後半に思った事で、かれこれ15年以上、その考えに従って生活してきたけど、今の時点でも考えは全く変わっていない。
不摂生による衰えっていうのは、だらけた生活をすれば僅か半年でも惨めな身体に陥ってしまうけど、それを取り戻すのは数年を要しかねない。50代になって、そういう状態になったとしたら、恐らくは今の状態を取り戻すのは相当に厳しい生活が必要かと思うところ。
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