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2017年9月11日 (月)

有り得ないスタイル

街で見掛けるライダーで違和感を感じるもの。スクーターに乗せると象徴的だけど、普通のバイクでも基本は同じ。
一番多いのは、爪先が外にむいて開いているライダーの多さ、、、その時点でアウト。
スクーターの場合は、爪先が外向き、上向きである。普通のバイクの場合は、爪先が外向き、下向きである。この時点で下手糞確定といって良い。

そうなると99%というか100%は股が両方とも開いている。スクーター、バイクの違いは、スクーターの場合は、上体が後傾して腕が伸びきった状態、バイクの場合は背筋が真っ直ぐだけど肘が外に開いた状態となっている場合が多い。

共通点は、頭が背骨と一直線であり、向きは常に前、角度は背骨と一緒で車体と一緒にバンクしているパターンである。

前傾姿勢のスポーツバイクの場合、頭を首の上に引っかけているようなイメージで首筋を曲げて顎が前に出気味のパターンが多い。

でも、こういう形態に分類されるライダーが90%以上のような気がする。

上体が単車の動きに先行し、下半身が車体の向きを積極的に変えるように荷重を積極的に掛けるような運転っていうのは、滅多に見る事が出来ない気がする。
車体の運動状態を積極的に変えるには、下半身で積極的に荷重をコントロールする必要がある。積極的に姿勢を変えて、その姿勢で車体を安定させるように出力をコントロールする事が大事だけど、姿勢に併せて適切な出力を与えられるような体制を整えるというのは、口で言う程簡単では無いのかも知れない。

扱う上で何よりも大事なのは姿勢である。この姿勢をコントロールするために、兎に角大事なのは、姿勢変化直前の一瞬のタメの部分。このタメが刻々と変化する姿勢にリズムを与えるモノである。運転状態を変化させるには、リズムの節が必要だけど、この節と車体変化の際のタメのマッチングこそがスムーズかつ安全で上手い走りの勘所なのである。

姿勢変化の際のタメ、それから出力制御の際の節、これをピッタリ一致させる事が出来れば、非常にスムーズで滑らか、リズミカルかつ速い運転が出来ると考えている。

活発な運転を行う程、タメや節がシャープとなり、それを一致させるのが難しくなる。
それを突き詰める事がスパルタンな運転であり、純粋に無駄や余分を排除した効率を追求した走りということになる。

一方で、大らかな運転というのは、タメや節の幅が広く、一致させるための時間的な余裕が生まれるために、リズムを生み出すのが簡単となっていく。この大らかなリズムが長距離で疲れない運転特性を生むのである。

このようなリズムを生み出すには、それが可能な姿勢を作っているか否か次第と言える。
そういう意味で、冒頭のスタイルは有り得ないスタイルということになる。

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