« リベラル新党は? | トップページ | ネットオークション »

2017年9月29日 (金)

ザ・コストダウン

最近の国内向けの単車の価格設定、驚く程低い。
このコストダウン、如何に実現しているか?

大物のフレームの場合、従来のように工数の掛かるアルミパイプを組み上げたツインチューブフレーム、アルミパイプトラスフレームは見掛けない。これらは軽量部材でありながら閉断面構造の部材で軽量高剛性を実現していたけど、アルミフレームだと、閉断面構造が実現できないけど、成形性が優れ生産性に優れたダイキャストフレーム。それでもマシな部類で、スチールフレームの方が多い。スチールでも剛性的に優れるメイン部材迄をトラス形状に構成したフレームは極僅かで、普通のスチールフレームが殆ど。

当然、サスペンションもリンク式モノショックでアルミスイングアームを吊り下げるようなモノは無く、スチールスイングアームが主流。ショックユニットの作動特性、バネ下重量の事を考えると、アルミスイングアームであって欲しいところだけど、それは少数派だ。

スチールフレームの場合、ピポットパネルの部位は、生産性に優れるプレス成形部品を使っている場合が多いけど、その部分の化粧を兼ねたカバーは、前後ステップのホルダーパーツと一体成型されており、デザインとコスト低減の両立を測っている。

電子パーツの集積度を高めた形で、メーターパネルは他車と共用しつつ非常にコンパクトに纏めており、無駄なコストは一切掛からないようにしてあるようだ。

後の注目は、デザインである。デザインを律する装飾パーツは、良く見れば極力簡略化されており、デザインの工夫によっては、省かれている部位も少なく無い。デザインというよりも、フレーム、エンジンといったゴチャゴチャした造形を利用してメカニカルな形状を利用したデザインとも言えるけど、昔のバイクの視点で言えば、外装を外したストリップ状態とも言えるような形である。確かに、外装パーツを小型化、省略化することでコストを抑える事が出来るが、モデルのデザインの個性という面は全く存在しない。過去の名車を見れば、Z1/Z2、CB-F、刀、FX、、、、このようなデザインが無縁であるが、これがコストダウンの弊害だとすれば寂しい事だ。

|

« リベラル新党は? | トップページ | ネットオークション »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ザ・コストダウン:

« リベラル新党は? | トップページ | ネットオークション »