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2017年9月 7日 (木)

希薄燃焼対策

スカイアクティブXっていうのは、究極のリーンバーンを高圧縮させても自己着火燃焼させるのが難しいという課題を、プラグによる着火を種火として利用して確実な自己着火燃焼を誘導するというモノらしいけど、これを聞いて思い出したのが、1970年代に開発された元祖低公害低燃費のエンジンであるCVCCエンジンだ。
自己着火燃焼というのは、ディーゼルエンジンの燃焼形態だけど、これをガソリンエンジンでも実現したという売りを持つのがスカイアクティブXだけど、希薄な混合気を確実に着火させるために、濃いめの少量の混合気を副室で燃焼させて希薄な混合気の燃焼を確実に行うというCVCCは、或る意味で似ているというか、思想的には同じモノのように感じる。
CVCCでは、排ガス対策を上流で行う事で、後処理技術の必須の触媒を不要化することで、無鉛ガソリン、有鉛ガソリンの両方が使えるというメリットがあったけど、この前処理で対応するというのは、スカイアクティブXの前のスカイアクティブDのディーゼルの排ガス対策の思想に似ているように思える。

今、CVCCエンジンを改めて見ると、濃いめの混合気を作る専用のキャブレター流路、マニホールド、これに繋がる副燃焼室と専用の吸気バルブという構成。この副室で燃焼して発生する火炎を主燃焼室に接続して確実な希薄燃焼を安定的に行うというもの。

燃焼室に副室を持つという構造は、当時のディーゼルエンジンの構造と非常に似た構造だけど、この燃焼を、アナログ的なデバイスで実現しているのは非常に素晴らしい技術と言える。

この副室を用いた希薄な混合気の確実な燃焼というのは、もしかしたら再び注目を浴びて登場しても不思議ではないような気もする。
もしかしたら、スカイアクティブXの高圧縮エアを用いた燃焼促進とは別の方法による予混合圧縮着火の可能性や、或いは、排ガス対策が難しく存続が危惧されている原付バイク用の小排気量エンジンのクリーン化といった部分で再登場してもおかしくないような気もする。

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