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2017年9月 2日 (土)

マツダのエンジン戦略は楽しみ

マツダのEV化への対応は遅れているように見えるけど、内燃機関での取り組み方は、期待感が高いアイテムが多い。

登場するかどうか不明だけど、主機関としての次世代ロータリーエンジンも楽しみ。まぁ、市場的に存在するか?を含めて考えれば、実現の可能性は高いようには思わないけど、それでも楽しみ。主機関ではないけど、ロータリーを発電機に用いたレンジエクステンダー型EVも、発電機ではあるけれど、ロータリーの芽を費やさない取り組みとして非常に興味深い。発電機ユニットを超コンパクトにする事が出来そうなので、思い掛けない形の車が登場するのでは?という期待も持てる。

これ以外だと、多くのメーカーがダウンサイジング化に乗る中で、直6エンジンを検討しているという報道があったけど、この直6エンジンというのも期待度が高い。今の時代、直6エンジン搭載というだけで、一つのプレミアム性、ステイタス性にも繋がる。これがどんなエンジンで登場するか知らないけど、これは主機関としてのロータリー以上に期待している存在。

既存のガソリン、ディーゼルエンジンの性能を更に高めるための気筒休止機構、簡易ハイブリッドシステムも楽しみだ。

マツダのエンジン戦略で注目度が一番高いのは、これらのネタではなく、来年度に登場予定のスカイアクティブXと呼ばれるSPCCI燃焼の新型エンジンだろう。
詳細の発表は一切行われていないけど、火花点火と自己着火を上手く組み合わせた燃焼システムを実現しているらしい。発表されている概念図等で興味深いものが、『高応答エア供給機』と呼ばれる物。それから、解説にある空燃比36.8:1というスーパーリーンな状態でも高圧縮して高温・高圧にすれば同時多点着火燃焼が可能という説明。

この『高応答エア供給機』という言い回しが興味深い。普通ならコンプレッサー、過給機という言葉を使うけど、そういう言葉ではない。つまり、これは通常動作の過給機ではないのだろう。ここで、『高応答』、つまりHigh Responseが鍵のように感じる。通常の過給機では、しっかりエアを入れて、実質混合気量を増やすものだけど、恐らく、そういうモノではないのだろう。高応答というからには、エンジンの動きにおいて、着火が必要な瞬間に、エンジン内環境を高温、高圧に持っていくために、瞬時的に高圧エアを噴射的に供給動作するシステムではないか?と想像される。

興味深いのは、エンジンの見取り図にある『高応答エア供給機』の上部に接続された円筒形状の部品だけど、これは我が家のプロボックスのS/Cユニットのような外観。一軸式のコンプレッサなんだろう。ただ、過給機から出ている弁当箱形状の吐き出し流路の容量が興味深い。一般の過給機では、過給後に供給するので、このような容量を確保する形状にはならない。過給後に容積を必要とするのは、圧力変動を無くすとか、供給圧を安定させる意味を持たせる場合が多いけど、そういうサージタンク的なモノに見える。

必要な高圧エアは必要な瞬間だけであり、その瞬間に空燃比で36.8:1となるように必要なエアを正確に供給するための構造なのかもしれない。

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