アシストスリッパークラッチ
CB400/1300SFがM/Cした。400は出力向上で56PSに、1300ではアシストスリッパークラッチが装備されたという。
このアシストスリッパークラッチというのは、遡ればVF750Fで世界初採用されたバックトルクリミッターがルーツだ。登場が1982年だから35年後の今、スポーツバイク、大排気量バイクだけではなく、250ccクラスにも採用がすすでいる。
このスリッパークラッチの目的は、シフトダウン時に発生する強力はエンジンブレーキによる車体の不安定化を防ぐために、回転数の下がったエンジン側と下がりきっていないホイール側のクラッチの接続を緩めてスリップさせることでエンブレの効きを緩和させるもの。
ところで、自身は乗って来たモデルが古風とうか、古典的なモデルばかりで、アシストスリッパークラッチ装備のバイクとは無縁。今時のIMUとか、TCS、ABSとも無縁で、勿論、必要性なんて感じない。
そこで、このアシストスリッパークラッチの機能だけど、何時、どんな時は働くのだろうか?
当初のイメージとしては、シフトダウンで減速する際に、エンジン回転とホイール回転のミスマッチで発生する強力なエンブレを逃がすためという風に考えていたけど、それだけでは、大した役に立たないのでは?という気がする。
シフトダウンでエンブレを逃がすには、適切なブリッピングとトルクを感じながらのクラッチーミートが出来れば問題無いのである。
ただ、このような操作自体は、コーナーリングアプローチ中に時間を要するので、結局は次の操作の無駄な待ち時間になる。これでは意味がない。サッと減速、サッとターンインが大事。
もしかして、、、、シフト操作無しでアクセルオフで発生する強力なエンブレを逃がしてくれるのだろうか?仮に、そうなら、それは結構役立ちそう。
ハイコンプの大排気量モデルでは、アクセルオフでリアがロックしてスライドする事はザラ。シフトダウンをしていないので、アクセルオフでのリアブレークが発生すると、基本はスライドが収まるのを待つしかない。それが仮に緩和されるのなら、アシストスリッパークラッチは役立ちそう、、、、
果たして、どんな作動をするのだろうか?
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