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2017年10月 5日 (木)

カワサキの900

といえば、初代はZ1だろう。DOHC4気筒で当時世界最強を目指して開発されて、70年代を通してクラスのベンチマークとして存在感を放っていた。Z1は、Z900、Z1000、MK2、1000J、GPZと10年掛けて進化して一級の性能を保持し続けたフラッグシップマシンだ。

この最強を保ち続けたパッケージをリセットして新たな世界最強を目指す役割で登場したのがGPZ900Rだ。DOHC4気筒でも水冷4バルブヘッド化し、肥大し続けた1100ccをダウンサイジングした900ccで性能的に凌駕していた。登場時のラグナセカの試乗会では、最高速度253km/h、ゼロヨン10.55秒を記録し、当時の空冷車の性能を軽く上回っていたのが印象的。1983年に登場以降、熟成と進化を重ね、1000RX、ZX-10、ZZR1100を経てきた。

カワサキ900といえば、ここまでが世界最強を狙ったモデルといえる。逆に言えば、900ccもあれば世界最強を実現出来る。その時点で1000cc以上は不要さ!って宣言しているのだ。

ZX-9Rが三世代目の900ccという声も聞くけど、フラッグシップとしてZZR1100が存在していたため、パフォーマンスモデルという位置付けとは異なる。単なる中間排気量の一台に過ぎない。
最強最速の系譜は、900ccに非ずで、モノコックフレーム搭載のZX-12R、ZZR1400、ZX-14Rが、その役を担っており、これらがZ1、GPZ900Rの直系の伝承者という印象である。

その後の後継機も900ccではなく、H2というS/C搭載のリッターモデルがメーカーのイメージリーダーという印象だ。

この度、Z900RSというモデルが登場するらしいけど、形的にはZ1っぽいそうだが、生い立ちは、登場時で最強を狙う存在ではなく、既存のモデルをベースにしたバリエーションモデルという印象。生い立ち的には、現代のZ1ではなく、現代のゼファーであったり、現代のZRXという存在に近い。

メディアではカワサキの900!という扱いだけど、カワサキの900というのは、新しい価値観で世界最強を狙うには900ccもあれば十分さ!って余裕が必要のように思う。
新しいパッケージなら900ccもあれば、既存のリッターオーバーを蹴散らす事なんて楽勝さ!って感じでないとダメだ。

H2が900ccで登場していれば、そう思ったかも知れないが、900ccで既存のH2以上の性能を発揮する新しい価値観が登場したときこそが、カワサキの900として三代目を襲名出来る時だと言える。

900ccに限らず最強のための指標となったモデルは、Z1→GPZ900R→ZX12R→H2だろう。Z1系の最終進化がGPZ1100、GPZ900RがZZR1100/D、ZX12RがZX14Rという風に考える事が出来る。

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