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2017年11月14日 (火)

トップギアの守備範囲

以前、ノンスナッチについての記事をアップしたけど、四輪、単車で乗りやすさといえば、トップギアの守備範囲の広さ、即ち、ノンスナッチ速度の低さが鍵を握ると思う。

余力といえば、実用トルクを如何に低回転域から発生するか?次第である。低回転からストレスを感じさせない駆動力が得られる状態、これこそが力強さを感じる瞬間と言える。

高回転迄回してパワーが得られるのは当然の話で、大事なのは低回転である。

我が家の乗り物で、一番それを感じるのはCXだ。アイドリング回転数は1300rpm程だけど、トップギアで実用的な駆動力が得られるのは1700rpm強、速度で35km/h程度だ。この速度であればトップギアで十分加速する。10%越えの勾配路でも2000rpmで40km/h以上ならば全く問題無い。ファイナルギアケースを交換してローギヤード化しているため、特に低速での駆動力が強力である。ただ、9000rpm迄回しきったとしても180km/h程度しか出ないギア比というのは、少しショートかもしれない。100km/h走行で5000rpmというと、エンジンはもう少し回らなくても良いような、そんな気もする。まぁ、高速道路を走って遊ぶバイクではないのでOKだろう。一番快適なのは、トップギアで40~70km/h、3500rpm以下の領域をアクセルワークだけで元気に走る瞬間だ。

この次が、四輪のプロボックスだ。これも走行している限り、1000rpm×5速は十分守備範囲。スーパーチャージャーによって増強されたトルクは、実用性能上非常に便利だ。

このようなトップギア×低回転域での実用トルクの強力さは、CX、スーパーチャージャー装備のプロボックス以外の、BT、SVにも通ずる一面だけど、この強力なトルクは、実はローギアの状態でも強力なのである。停止状態からの発進では、アイドリングからのクラッチミート、その後のアクセル操作だけで、タイヤが鳴る程の駆動トルクを発揮する。発進時に回転を上げてスタートしなければ加速しないような高回転型のエンジンの車両とは異なる。おもむろに、アイドリングでクラッチミート、その後のアクセルオンで強力に加速する。速度で50km/h域迄はワープ感覚で加速する。そこで、飛び越してトップギアに繋ぐ。それで回転を落として巡航モードに入る訳である。

ズバン!と加速して、後はドロドロと低回転トルクで流す。アイドリングスタートで50km/h迄の加速、つまり、街中実用走行では、両車とも、恐らく最強クラスである。

交差点からのスタートで50km/h迄瞬間加速すれば、50km/h到達時点で、後続の車群とは100m以上の差となる。群れと走らないので安心。そして、その速度以上は先頭で出さないので取り締まりとは無縁。これが最高なのだ。

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