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2017年11月22日 (水)

EV時代は来るのか?

世界的に自動車のEV化の流れが顕著のような空気だ。
自動車会社のグループ化で興味深いのは、日産、三菱といった電気自動車に速くからと輪できたグループと、トヨタ、マツダといった内燃機関に拘ったり、次世代燃料として水素に着目したグループに分けられている事。
今の世界の自動車業界のトレンドから言えば、日産、三菱といった電気自動車に軸足を置いてきたメーカーグループの方が有利な組み合わせにも見える。

ただ、自動車のEV化が各国の思惑通りに進むか?というと、これは全く不透明である。
EU各国は2025~2040年に掛けて内燃機関を搭載した自動車の販売禁止、乗り入れ禁止を打ち出している。この流れがスケジュール通り進むのか、誰にも分からない話。

ただ、この空気感、1970年代に30年後に石油が無くなるとか、そんな話が蔓延していた時代に近いような気もする。

EV化が進むとしても、その電力を如何に確保するか?という部分で、原子力に頼らない方向性にある現代では、やはり化石燃料に頼る現状を考えれば、完全EV化というのも考えづらい話。

そのような事を考えれば、既存燃料を使わないPHEV、レンジエクステンダーEVというのが主流になるような気がする。地域限定で排ガス排出が禁止されたり、排出ガスをクリーン化させる燃料の置換、例えば、LNG、LPG、CNG、液化水素、アルコール類といった燃料を用いた車両に移行するというのが可能性として低くないのでは無いだろうか?

利便性等を考えれば、マルチフューエルのエンジン車、マルチフューエルのPHEV、レンジエクステンダーEVというものを期待したい。
トヨタとマツダの連合を弱者連合と揶揄する声に着目した記事も見掛けたが、EVはEVでも電力を如何に調達するか?を見れば、充電によって賄うというEV方針のメーカー連合より、電力を賄う方法に視野を入れたメーカー連合の方が、個人的には先見性があるような気もする。

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