登坂速度
距離としては長くない800mの登り。標高は100m弱の小さな山を周回するヒルクライムの練習コース、登りは直線的に登り、下りは狭い曲がりくねった道で降りるコース。一周(一往復)のタイムは、ヒルクライムを始めた頃が6分30秒~7分程度。10周回で65~70分、下る時間が2分程度、登る時間が5分弱だから、登坂速度は10周の平均が9.6km/h程度だ。大した速度ではない。
その後、ペダリングの見直しを進めた結果、2ヶ月経過時点で10周回の所要時間が10周回で約50分に短縮。下る時間は変わらず2分程度、登る時間が約3分ということ。登坂速度は10周の平均で16km/h程度だ。ペース的には1.5倍以上である。
走っている時の体感としては、2倍くらい違うような感じで、特に6周目以降の失速の度合が全く違う印象。
初期は1周目はペースが上がらず、2周目からペースが上がり、5周目迄がソコソコ。6周目から前乗り、後乗り、前傾度、リズムの取り方を毎周変えて登る感じで8周目から失速の度合は結構激しかったもの。9周目、10周目の登坂速度はメーター読みで5km/h程度に失速する事もあったけど、2ヶ月経過してからは1周目はペースは上がらないけど、2周目以降はペースが上がって、乗り方不変で10周目迄持続可能。
使うカセット位置も違って、始めは一番ロー側を使っていたけど、2ヶ月経過時点ではローから3枚目を使うパターン。
身体の筋肉量、心肺能力が2ヶ月で変化している筈もない。違いはペダリング方法、ポジション取りの違いによって使う筋肉の量と時間が変わったくらい。
でも、筋肉の使い方でペースがこれ程迄も変わる事に、かなり驚きである。
因みに、これと前後して、平地での10kmのピストでのタイム計測も所要時間が変化した。従来は追い風でも16分台だったのが、今は追い風なら15分台がコンスタント。向かい風で18~19分台だったのが17分台、場合によっては16分台も記録。
複合的な要因だろうけど、状況に応じて、より改善したペダリング方法に辿り着き、ペダリング時における筋肉の使い方が更に変化したということ。
ピスト走行時のポジションは不変だけどタイムが改善したというのは、筋肉の使い方に変化が生まれたと言う事。
実際、走行後の疲労感はかなり軽減されている。12年続けてきた習慣が、2ヶ月の工夫で変化するっていうのも凄い話である。
キーワードは、体幹の使い方、上体の使い方、個人的には、そう思う。
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