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2017年12月 7日 (木)

自転車ブームの動向

録り貯めたDVDの整理を行っているけど、古いのは2006年秋放送されたNHK・Eテレの『中高年のための楽しいサイクリング生活入門』で全8回のシリーズ放送。次は、2007年のGWに放送されたNHK・BSプレミアムの『われらサイクル派宣言』、2008年にNHK・Eテレの全三回で放送された『自転車の国の王子様』という辺りだ。
この頃が自転車ブームが顕著となりメディアで取り上げられ始めた時期だろう。
ブーム自体は、メディアで取り上げられる前に発生している筈だから、実際のブームの発生というのは2004~2005年頃では無いだろうか?

当時の記憶を振り返ると、2005年頃、バイクツーリングで郊外の峠で、カラフルなレーサージャージを着たローディーを見掛け始めたのが記憶に残っているので、その辺りがブームの始まりかもしれない。

自身、自転車生活を復活させたのが2005年末である。切っ掛けは、長女が幼稚園に入るのに合わせて、送迎用の電動アシスト自転車を購入し、家族に町内を紹介するための併走用として折り畳み自転車を購入したのが最初だ。
2006年頃の印象は、小径車への注目度が高かったような印象が強い。ただ、2008年以降となると、健康志向の高まりからか、本格的なスポーツサイクルの方に人気がシフトし、CS放送等でのサイクルロードレース放送に併せてロードバイクが人気の中心となっていったように思う。ツール・ド・フランスにおけるランス・アームストロング、コンタドール、ジロ・デ・イタリアでのイワン・バッソのような選手が有名になった頃では無いだろうか?
この自転車ブームが再加速した時が2011年の東日本大震災の際の自転車の機動力と利便性が注目された時では無いだろうか?
2011年以降、自転車ブームに乗って、様々な自転車を取り上げた番組が放送されてきたようだけど、この頃からはロードバイクをメインに取り上げる構成が殆どになっているように思う。NHKでは2013年以降、チャリダー★快汗!サイクルクリニックという番組がずっと続いている。

番組で取り上げるカテゴリー等を加味すると、当初のような様々なカテゴリーで、色んな使い方が提案されている状態から、ロードバイク中心に特化しているようで、初期の小径車、折り畳み自転車は衰退しているようにも感じる。また、ロードバイクブーム自体も少し沈静化しているような印象だ。

自転車ブームはずっと続いているようだけど、2015年以降、少しずつ休日郊外で見掛けるサイクリストの数は減ってきているような気がしないでもない。
統計データで経済産業省のデータを見ると、国内向け自転車の出荷数は国産、輸入品の合計でピークは2011年で10,552,258台を数えたけど、その後は減少傾向で、2016年で7,788,412台となっているが、その減り方は穏やかで、ブームは落ち着いたモノの、安定した状態となっているような印象だ。

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