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2017年12月13日 (水)

応答性

レスポンスって何か?というと、アクセル開度を変えた瞬間のエンジンの反応の事と理解している。反応後の力強さではなく、開けた瞬間の応答の速度という部分だ。

これは、エンジンの回転変動の抵抗となる阻害要素が少ない程、優れるもの。

そういう面で考えると、反応性の最も優れたエンジンというのは、パワーの絶対値では劣るかも知れないけど、型式的には2ストロークユニットということになる。

今更の話だろう。

4ストロークユニットならどうか?というと、高速運動時に大きな慣性を抱えているものはNGで、そういう意味では、カムチェーンを有さないSVエンジン、それ以降は、OHV、SOHC、DOHCという事になるのだろう。

高回転の連続運転で優れた高回転対応能力という部分では別で、回転の変化に即座に応答するかどうか?といえば、連続運動している部分が少ないモノ程、反応性が優れると言って良い。

街中での楽しさというと、絶対的なパワーも大事だけど、運転の変化を思い通りに自在にという事で、今の時代ならOHVエンジンが一番かもしれない。

ただ、今時のモデルでOHVエンジンというと、大排気量のアメリカン程度で少数派。これらの場合、折角のOHVなのに、滑らかさ重視で大きなフライホイール等で、レスポンスの良さが失われているのは少し寂しい話である。

昔のオートレース用のエンジンのようなパターンで反応性の良いエンジンを使った現代的なモデルがあれば、多分、楽しいように思う。

ただ、一般的には受け入れられないだろうな。ビューエル辺りが理想的だったけど、今や存在しないのは、こういう思想は受け入れられないのだろう。

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