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2017年12月 2日 (土)

単騎

自転車というと、集団走行、集団練習っていうのを聞く事が多いけど、自身は基本は1人で走る事が多い。1人で出掛けて、誰かに絡まれて連なって走る事も好きでない。

ヒルクライムの場合はともかく、ピストで高速走行している時は、基本は1人が理想である。

高速走行中というと、何キロで走っている?走れている?というのがコンディションのバロメーターとなるけど、その数値でコンディションが見えるのは、基本は1人で走っている時だけだ。
誰かの後を走っている時は、コンディションに関係無く数値自体が異様に高く出る。その高い数値は、全く意味を為さないと思っている。

基本、単独で走っているけど、車道走行中は、場合によって交通量が多い時もある。そんな時、車の後を走っていなくても、走行速度は下手すれば10km/h程度は負荷感無しで高まってしまう。これ、勿論、車の群れの走りによる路肩部分の気流が変化している影響だ。

そんな影響を除外するのに、交通量が少ない早朝時間帯を選んで走っているのである。

向かい風の中を走るというと、草木が大きく傾くような強さの場合は、30~35km/hが精々で、その強さで追い風にのると40~45km/h程度となる。無風なら37km/h前後というところだろう。無風のコンディションで維持出来る速度というのが37km/h程度というのが目安。逆に、風は併走する車列の量によって45km/hオーバーとか、そんな状況となる訳だ。

稀に、スクーターとか車の後となると、軽く50km/hを越えるけど、そんな時の負荷感は非常に少ない。速度自体が出ていても、負荷が無ければ速度は誰でも出せるので、速度自体に関心は無いし、速度が高い割りに疲労が小さいので、折角の運動にならないのでNGだ。

因みに、抵抗は速度の二乗に比例するので、35km/h走行と40km/h走行では30%も違う。40km/hと45km/hでは27%も違うのだ。しかし、何かの後に入ると、空気抵抗は最大で1/3程度にも下がってくる。つまり、無風単独時の速度で比較すれば、抵抗が同じでも速度は3割程度も変わり得る。40km/hで走っていても、実質負荷は30km/h程度、50km/hで走っていたとしても40km/h以下の負荷でしかない。

折角走って負荷を得るのであれば、負荷を低減させる術を用いるというのは何だか違うような気がする。今は知らないけど、昔のトライアスロンはドラフティング禁止エリアが設定されており、基本は単独で走るといのがスタイルだったけど、同じ自転車を使っても、そういう単独で走るというスタイルの方が、なんだか正しいような気がする。

そんな理由で、自分が走る時は、単独で走る事が多い。

ただ、距離を稼ぐサイクリングを行う場合は、疲労を極力抑えるために、複数で疲労を低減させながら距離を走るのは言うまでもない事である。

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