自転車振興協会の統計
単車、自転車のトレンドを整理するために、色んなデータを利用しているけど、困りものなのが自転車出荷データ。
この統計は自転車振興協会が発表しているけど、データの集計パターンが割と短期間に変化するので、整理する時に長期トレンドを見るのが困難である。
2010年以前は、純粋に出荷台数が発表されていたけど、2015年のデータを集計しようと思えば、出荷台数は発表されず、一店舗あたりの出荷台数しか出なくなっている。これ、店舗総数も変化しているので、その辺の修正を加えないと出荷台数が見えない。また、標本店舗が公開されていないので、実質的な出荷台数が不明のままなのだ。
それでも、一店舗あたりの出荷台数でトレンド見ていたけど、近年のデータでは台数を纏めるカテゴリーのパターンが変わっている。そのため、カテゴリーに含まれる車両が以前と今では、どっちに含まれているか?が不明瞭な状態となっている。
更に、年毎のデータでは、昔の年度別から、今は年別となっており、その端境期の月間データが公開されず欠損状態で発表されているので、これまた不便なのだ。
結局、自転車振興協会の発表するデータは、そのままでは非常に使いづらいものとなっている。
で、今は、財務省とか経済産業省の産業統計のデータを使っているけど、カテゴリーの部分は自転車振興協会の区分が生きているので、やはり使いづらいままである。
ただ、一店舗あたりという形ではなく、総出荷台数の形で整理されているので、未だマシだ。
データっていうと、長期に比較してこそ価値があるもの。変に修正したり、カテゴリーを頻繁に変えるっていうのは、基本的にアウトな行為だ。集計せず、素のデータをそのまま公開して欲しいモノである。
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