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2017年12月25日 (月)

適材適所

使い方が誤っているかもしれないが、ペダリングの方法、幾らかの方法論があるけど、色んな方法が、どんな場合にも選択可能という考え方は自分の場合は無理っぽい。
色んな方法があるけど、異なる方法が、同じ場面で利用可能とは、どうも思えない。
場面が違えば、選ぶ方法が違うと言う方が、しっくり来て自然に行える。

これは、ヒルクライムを毎日行ってきた上での結論。

ここで言う場面というのは、急勾配のヒルクライムと、平地での高速巡航。
そして選択出来る方法というのは、前傾を保つ前乗り、アップライトな後ろ乗り。

最初は、ヒルクライムでも前乗り、後乗りがチョイス出来て、平地での高速巡航でも両方を選べるという風に考えていたけど、短時間なら出来ても長時間持続するのは基本的に無理のようだ。

急勾配のヒルクライムならアップライトな後乗りで、平地での高速巡航なら前傾を保つ前乗りの一対一の選択以外考えられない。

ヒルクライムで後乗りなら1時間以上、標高1000mくらい持続できるけど、前乗りは数分、標高で100mチョイが限度。平地高速巡航は前乗り前傾なら1時間以上楽勝だけど、アップリアと後乗りだと1分程度に留まる。持続可能な時間に、これ程の差があれば両方OKとは言えない。

前乗りでも後乗りでも上体の筋肉は使うけど、使い方が真逆。前乗りは押すように使う一方で、後乗りでは引くように使う。

まぁ、普通に考えたら、高速巡航時は空気抵抗を抑えるのが必須だから前乗り前傾が基本だし、ヒルクライムでは大量の酸素を吸入するのに胸を開くのが必須だから後乗りアップライトが基本。逆の選択をするのは、冷静に考えたら無駄以外の何物でもない。

出来ない事は出来ないと諦めて、適材適所的に乗り方を切り換えるのが良い。サイクリング等で、使う筋肉を切り換えて疲労を分散させるのに、登坂時にも乗り方を切り換える的な話を聞くけど、サイクリングにおいて、ずっと登坂なんて有り得ない。登坂時と巡航時で乗り方を切り換えていれば疲労を分散させる事になるので、耳から入った情報に捕らわれ続ける必要は無さそう。

ヒルクライムのトライで、前乗りの方が速度が乗るか?と思ってトライしてみたけど、どうやら、後乗りアップライトの方が疲れずに速度が乗る現実を見ると、色んな耳から入る情報よりも自分に合った乗り方を選ぶ方が良いという判断だ。

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