体重が軽いのが良いのかな?
ローディの体型、様々だけど、身長が180cmで60kg、体脂肪率6%だとか、身長が170kgで体重が55kg、体脂肪率が5%だとか、そういう風に公開している人も少なく無い。
因みに、身体は170cmの身長で体重は73kgと、普通のローディの感覚からすれば随分と重めである。但し、体脂肪率は10%前後、骨格筋率は38%オーバーである。因みに、随意筋を含む体組成計で筋肉量表示だと62kg程である。体脂肪率が10%だから脂肪量が7kg程度、骨量が3.8kgと表示されいてるので、全部足せば73kgとなる。なお、筋肉量の内の骨格筋量は、73kgの38%だから28kg弱ということ。
脚も太いけど、ローディ的にはデッドウエイトと言われている上半身の筋肉も相当量付いている。
でも、ヒルクライムなり高速走行するなりしている時、明らかに上半身の筋肉も活用しているのが判る。
持論としては、軽量化で体重を落とす事よりも、体重が増えても骨格筋率を大幅に増やす事が大事かな?と考えている。体重を落とすのは、体脂肪率を10%程度迄落とす時に除いた脂肪の量で十分と思う。
体重を落とすのは大事かもしれないけど、筋肉が付かずというのはナンセンスのような気がする。落とすべきは体脂肪のように思うけど、体脂肪も落としすぎるのは考え物。特定の競技実践時に一時的に絞ることはあっても、通常レベルというと10%程度を維持するのがベストのような気もする。
ロードバイクで高速走行するにしても、ヒルクライムで速く登坂するにしても、抵抗や勾配に打ち勝つトルク、つまり、力が無ければ時間あたりの仕事量を増やす事は出来ないのが現実。そして、筋肉の能力なんて個人差は殆ど無し。となると、何だかんだ言って、必要な力を供給するだけの筋肉量は必要不可欠の筈である。
結論として、体重減よりも何よりも骨格筋率アップが最重要だと言える。骨格筋率を上げるには、脂肪量を落として、筋肉量を増やす事が大事。
特に、ロードバイクに関心の高い40代以上の中高年の場合、通常の骨格筋率というのは、32%以下である。体重で60kgだとして、32%だとすれば骨格筋量は、19kgに留まる。筋肉1kgが発生できる力が同じだとすれば、体重が70kgで骨格筋率35%の人の筋肉量24.5kgに比較すると、筋肉量で5kgも違う訳だ。体重が10kg、合計重量で12.5%軽くても、発生トルクは22%も小さくなるのである。
つまり、トルクウエイトレシオは圧倒的に不利になるのである。以前も記事にしたことがあるけど、同じ筋肉量なら体重が軽い方が有利なのは間違いないけど、筋肉量の差による体重差があったとしても、その差が筋肉の差だとすれば、間違いなく筋肉の負担は体重が軽くても増大するのである。
ということで、ローディであっても、筋肉量を増やす事は有効だと言える。
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