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2017年12月 3日 (日)

ヒルクラポジション

NHKのチャリダー番組等では、ヒルクライムの際は、前に乗ってペダルを垂直に踏み降ろせるようなポジションが速度を得やすく力を無駄なく伝える事が出来るという解説が為されていたりした。
確かに、一理ある。極端な垂直漕ぎがダンシングであり、その手前の乗り方故に、道理に適っている。

しかし、それよりも寧ろ後ろ乗りでクランクフォワードバイクに乗るような意識で漕ぐのもアリである。
自身、DAHONカスタムでクランクフォワードバイクを作り、クランクフォワードで楽に上る漕ぎ方の探求を進めてきて、速度は稼げないけど楽に上る乗り方というのも或る程度理解してきている。

で、今のヒルクラポジションは?というと、チャリダー解説的な垂直踏みが得られる前乗りではなく、クランクフォワードポジションを作ったレッグプレス的な乗り方である。

勿論、速度は落ちるけど、ヒルクライム自体の速度が15km/h以下の世界の話であり、全く問題無いし、疲労しない分、ペースが保てるので、トータルでは速く走れるのだ。

今の筋肉配分を考えポジションチェンジでは、クランクフォワードペダリングで最初の800、次の100mを垂直踏み下ろし、その次は再びクランクフォワードペダリングとなる。

つまり、漕ぎ方で持続出来る距離は、クランクフォワードペダリングなら標高で800mを稼げるけど、垂直踏み下ろしでは、精々100~200mに留まるのだ。

速度を稼ぐよりも疲労が少なくアベレージを維持するのであれば、クランクフォワードペダリングが有効なのである。因みに、クランクフォワードペダリングでの上限速度は12km/hほど、踏み下ろしペダリングなら25km/hと速度的には段違いだけど、疲労無く保てるのはメリット大である。

この違い、使う筋肉の部位の違いだろう。踏み下ろしペダリングでは、脚の表側の筋肉、クランクフォワードペダリングでは、脚の裏側から腹筋、大でん筋の筋肉である。
このクランクフォワードペダリングを強制的に続けていると、平地走行でも筋肉の使用比率が少し変わる効果があるのかもしれない。平地の高速高負荷走行で疲労を感じないのは、筋肉の使い方に変化が表れたのかも知れない。

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