今時の二輪メディア
二輪車の雑誌、メディアを見ると、クラス毎に、どのモデルが最強か?という視点で書かれた記事ばかりである。これは、1970年代から全く進歩していない。
最高速度がどうだ、ゼロヨン加速がどうだ、馬力がどうだ、、、、そんな視点で、プロライダー、元プロライダーがインプレッションを述べて、、、そんなパターンばかりである。
まぁ、こういうメディアの構成が一般的なのは、対象であるライダー、ライダー予備軍がそういう論調の情報を求めているからとも言える。ただ、これが四輪のメディアなら判るけど、二輪のメディアでそうであるというのは、個人的には少々驚きを隠し得ない。
っていうのは、二輪のライダーの平均年齢は1980年代から1歳ずつ増えている。現代のライダー(購入者)平均年齢は53歳であり、完全にオッサンである。
そんなオッサンでありながら、記事の構成が1980年代と同じなのだ。
つまり、読者=ライダーの価値観は1980年代から進歩していないという風にも見えるのだ。
まぁ、新規のオートバイ購入者年齢層とバイクメディアを見る年齢層が違うのかもしれないが、仮に、メディアから情報を得る層と購入者層が同じだとすれば、正直、ビックリというか呆れまくりという印象である。
自身、最近はバイク雑誌を買う事は稀。買うのはカレンダーが付いた年末号とか、或いは、図鑑的にカタログ一覧として手に入れるために買う程度。少なくとも、どの単車が、どのくらい速いとか、クラス最速はどれだ?とか、上手く乗るライディングレッスン特集とか、、、、そんな記事は一切興味無しである。今更聞くまでもない。情報の取捨選択すると、知っている事が書いてあるか、或いは、有り得ない事が書いてあるということしかないからである。
まず、雑誌の情報で、これは明らかに真実で、自分が知らなかった事を発見!なんて事は99%有り得ないと思っている。
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