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2018年1月26日 (金)

凍結路面とシャフト駆動

学生時代、水冷4バルブDOHCのVツイン400ccのシャフト駆動車であるXZ400Dを通学用に使っていた。当時の峠専用機はRZ350Rだけど、通学、バイト通勤はXZ400Dに乗っていた。
このXZ400DはFRP製フルカウルのセンターカウル部分に走行風とラジエターからの熱風を切り換えて膝元に送り出す切り換え式のダクトが付いていた。
真冬では、ラジエターからの熱風がヒーターとして膝元におくる事が出来て快適な装備だったのを思い出す。
このバイクは、乾燥重量で200kg、45PS、シャフト駆動ということで峠を攻めるバイクでは無かったけれど、セミバックボーンタイプのフレームでエンジン幅が狭く、搭載位置も低く低重心かつバンク角も結構深かったので、畑賀レベルであればFZ400R、GSX-R400、VFR400辺りとは対等以上に走れるモデルだったのである。美点は深いバンク角の限界で最初にするのはステップで、ステップ裏のバンクセンサーが完全に削れて無くなっても、他に擦る事が無いという事。目一杯寝かせて走れば結構速いのだ。

そんなツアラーだけど、東広島の大学界隈で冬場に乗ると結構大変だった記憶がある。東広島の冬は、雪が降り始めると30分も経たない内に路面が真っ白になる。それでも、なんとか二号線迄出ようと頑張る訳だけど、四輪の渋滞に嵌ると、仕方なく渋滞に付き合う事になる。そんな状態で発進停止を繰り返す内、路面のグリップが失われると、シャフト駆動車独特の癖で、優しいクラッチミートを心掛けても、ミートした瞬間にリアが右に流れ車体が一気に左に傾くのである。そうなると、、、、支えるのは、ほぼ不可能。
滑りやすい路面で倒れると、引き起こそうにも、タイヤが路面を滑るので、ただ押すだけになるのだ。
最初は、偶然か?と思ったけど、チェーン駆動のモデルだと、そんな風にリアが右に流れて左に倒れ込むなんて経験は無し。結局、シャフト駆動車独特の癖なんだろう。

これは、今も乗ってるシャフト駆動車であるBTでも同じように表れる癖である。因みに、CXではリアの出る方向、傾く方向が逆なのだ。何故ならば、、、、XZ、BTとCXではドライブシャフトの位置が逆。BTは左駆動、CXは右駆動、よってドライブシャフトの回転方向が反対なのが理由だからだろう。

まぁ、こんな癖は余程の低ミュー路面でないと出てこない症状。

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