リメイクアニメ
アニメといえば、美少女キャラが必須のようだ。特に最近のアニメは、殆どが性的描写、特徴を過激に表現したようなキャラクターが必ず登場している。登場するキャラクターは、作品が異なっても、殆ど同じデザインで違いは殆ど見付けられない。一言で言えば、皆同じである。
昔のアニメでは、登場するキャラクターは作品毎に特徴があったけど、今は作品が違っても皆同じだ。マジンガーZ、宇宙戦艦ヤマトがアニメでリメイクされて話題になっているけど、このようなアニメでも残念ながら登場するヒロインキャラは、今時のキャラクターと同じようになっている。
興味深いのは、このようなアニメでは、登場する機材のモデル以上に、登場するヒロインキャラのフィギュアが大人気ということ。このフィギュアが人気という現象は、少なくとも、昔のアニメの時代には無かった話である。
リメイク元のマジンガーZ、宇宙戦艦ヤマトで、当時のモデルといえば、超合金Z、パイルダーのミニカー、ヤマト、アンドロメダのスケールモデル程度であり、女性キャラのフィギュアなんて存在しなかったように思うけど、今は、ヒロインキャラのフィギュアがメインだ。
これは、昔のアニメは、小学校低学年向け、今のアニメは大人向けということの表れだろう。
このようなヒロインキャラがフィギュア化したのはいつからか?といえば、調べてみるとガンダム、エヴァンゲリオン辺りのようだ。この辺りの作品から、アニメの視聴層が高年齢化して中学生どころか、高校、大学生以上、下手すれば社会人が初回放送を見るようなったのだろう。最近は、戦艦、戦車、単車を女性化したアニメも好評らしいけど、視聴層の多くが成人となっている。
思うに、リメイク作品、息の長い作品のアニメのモデル化製品にヒロインフィギュアが欠かせないのは、そういう客層を見込んでの事なのだろう。
考えすぎかも知れないが、前記事で、単車のカスタム、整備を自分で行わないのは、そういった工具、機械の扱いに慣れていないのが理由という風に考えたけど、小中学生で自転車の分解、改造、高校生で単車の改造、分解という風な時間の過ごし方をせずに、アニメやコミックと多くの時間を過ごしてきたからかもしれない。
今時のリメイクアニメが刺さる世代というのは、視聴した時代が小学生の頃の世代なら理解できるけど、実際のアニメ作品を見る世代は、物凄く年齢層が幅広く、そして、関連アメニティでフィギュアが人気というのは、そういう作品を幼少期以外で見る人が多い事を示しているような気がする。
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