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2018年1月 6日 (土)

ハイケイデンスよりも

先日のヒルクライムの記事でも記載したけど、今時の90rpm等のハイケイデンス信仰に対して、少し違和感を感じる事も、、、、

自転車っていうのは全身運動である。全身運動ならば、ペダルと直結した部分の筋肉、脚~ハムストリングス辺りの筋肉ならペダリングがハイケイデンスになっても追随可能だけど、遠く離れた背筋、胸筋、上腕筋を連動させて使うのは一寸難しい気がする。

全身の筋肉を連動して使う場合、遅れ等を考えれば速い伸縮が要求されるハイケイデンスなペダリングは不向きなような気がする。

ペダルから離れる部位程、ペダルに繋がる脚の筋肉伸縮を効果的に行わせるための伸縮が大事。そして、その伸縮動作というのは、クランクの回転という物理的に直結した状態で行うのではなく、意志という自覚行動によって行うので、速すぎる動きには対応しきれない。

意識して自覚しながら連動させるとなると、精々50~60rpmのケイデンススピードに留まるような気がする。

そして、ケイデンススピードが遅いということは、駆動力を伝える時間が長くなるということで、特に、慣性によって失速が小さな時以外、つまり、駆動力が抜けた時に即失速を招くような登坂等では、駆動力を伝える時間が長い方が、結果的に失速を招きづらいように考える事も出来る。

自身、現在のヒルクライムでは、ケイデンスを50~60rpmに抑えて、脚の回転で、クランクの角度に併せて上体の筋肉を意識したリズムで収縮させてペダリングを行っているけど、結果的に、こちらのほうが重たいギアを楽に回す事が出来る。

今の常識と化しているハイケイデンスよりも、状況によってはローケイデンスの方が良い、、、、そんな気がする。

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