○○年落ち
中古車両で気を付けたいのは、購入時点でターゲットとなる単車が何年前か?という点。
自身の手元に来て何年経過したか?の場合、基本は経年変化と自分の使い方が原因による劣化だけど、自分の手元に来る前の経過年数が長ければ長い程、経年劣化以外に、見知らぬユーザー、ショップによる修正による影響が大きくなる。
今の愛車を、何年オチを購入したか?を振り返ってみる。
・BT1100:2005年式を2016年に調達だから11年落ち
・SV650S:1999年式を2002年に調達だから3年落ち
・CXEURO:1982年式を1993年に調達だから11年落ち、しかし調達時に殆どのパーツを交換
・ガンマ:1987年に型落ち新車購入だから前オーナー無し
過去の愛車を見ると、殆どが5年落ち以内で調達している。印象深いRZも2年落ち、XZも2年オチ、FXは1年落ち、FTは2年落ち等々、、、、中古で買う場合、それ程古いモデルは買っていない。
古すぎないから流通しているから選びやすい。つまり良い程度の車両が狙える。使用経過年数が短いから軽整備でも状態が復活しやすい。
しかし、古すぎる車両は流通していないから選びにくい。それを得るためには、販売店に手間を掛ける。ただ、残念なのは、手間掛けて探して貰っても、程度的には厳しいモノが多い。過去を振り返ると10年以上古いモデルは?といえば、驚く事にCXとBTのみである。
興味深いのは、入手して整備して乗り始めてからのトラブル遭遇率の違い。CXは程度最悪の11年落ちでベースを調達したけど、乗り出し段階では、殆ど問題は発生していない。振り返れば、インナーチューブ交換、ブレーキキャリパーOH、タンク、シート、カバー等外装は全交換、エンジンも低走行距離の長期在庫車両と載せ替えて、ステムシール等も交換、インシュレーター、エキパイ、チャンバー交換、スタンド類交換、リアダンパー交換、ハーネス交換としてきたところ。それ故に、旧車であっても入手した25年前の段階ではリフレッシュされた状態。
一方で、BTは外見的には、まぁまぁの状態で調達。明らかに怪しいインナーチューブ、バッテリーは新品交換したけど、その後は、バッテリー不良、リレー不良、ライト光軸不良、ワイヤリング不良によるアクセルの引っ掛かり、グルメット、トレー等の細かいパーツの欠品による不良と、ブレーキ抱き付きと細かい箇所で問題が表れては対応している。手元に来た時の整備状態が完全とは言えなかったためか、入手後、1年で再整備箇所は10箇所を超えている。
絶対年式から言えば、2000年越えは新しいと錯覚しがちだけど、冷静に考えると10年以上古い旧車である。入手性の悪い車両を入手する手間を掛けてくれたショップには感謝しているが、その反面、11年という使用経過によって引き起こされたと思われる様々なマイナートラブルの多さには、少々参り気味だったりする。
ただ、SV、ガンマ等では、そういうマイナートラブルは発生しておらず、自分で使った10年と知らない人が10年使って、自分以外の人が仕上げたモノっていうのは、自分が付き合ってきた10年というモノとは明らかに違うモノ。
○○年落ち、、、、これって、モノを買う時には重要な判断基準だ。
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