ヒルクライムと筋肉
ヒルクライムでの登坂速度を確保する上で大事なのが、下肢ではない上体の筋肉が使えるかどうか次第である。下肢以外の筋肉で最初に使えるのが腹筋に至る筋肉。次が上腕筋、大胸筋である。上腕筋、大胸筋を使うか否かで、自分の場合では12%勾配の登坂速度で最大で2km/h程度変わってくる。これに加え、大臀筋で1km/h、更に、背筋で1km/h程度変わってくる。
大胸筋、上腕筋の使用率は、骨格の角度の保ち方が大きく効いてくる。大臀筋は下肢のタイミングに併せて意識するのが大事。そして、背筋は上腕筋、大胸筋の力を入れる時に、連動させるタイミングの意識が大事。
で、思ったのは、ヒルクライムでは、使おうと思えば全身の筋肉が利用可能である。そして、意識して多くの筋肉を使うペダリングを心掛けると、ダンシングによる立ち漕ぎよりも高い速度が保てる。筋肉ならば、あればある程、登坂には有利という印象。
つまり、今迄なら体重が軽い人がクライマー?で有利!的な意見が一般的で、自身も何となくそんな印象を持っていたけど、今の思い的には、それは無い。
筋肉があればある程、ヒルクライムも有利。速度が保てる。筋肉が多ければ、体重は当然重たくなる。軽ければ有利という意見から離れていくのだ。
パワーウエイトレシオ、トルクウエイトレシオから言えば、骨格筋率が高い程有利という事。
全身の筋肉を多く使える程、一箇所の筋肉に頼る割合が小さくなる。疲労が集中しなくなる。結果、持続する、、、、そんな印象である。
ヒルクライムは平地以上にペダリングの方法論が重要だ。
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