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2018年4月22日 (日)

何時まで働く?

最近、シニア世代を積極活用!ってフレーズを良く聞く。
一方で、正規雇用されない若年層の話、高齢の親の年金と無職の子の7040問題の話を聞いたりもする。
先述したシニア世代の積極雇用では、本人が希望すれば60歳を過ぎて70歳でも80歳でも雇用するという話を聞いたりする。

ただ、冷静に考えても、労働を希望するシニア世代全てを雇用するっていうのは、果たして正しいのか?という気がしないでもない。

基本的に、労働人口には若年層から高齢者迄幅広い年齢層がある。この中で若年で社会の入口に立つ層と、一通りの労働経験を下手高齢者層とでは、担うべき職務には違いがあるべきだとおもう。

色んな仕事を覚えて、仕事の質が変わっていく。そして、職務が順繰りに変わっていくのが普通だけど、行ってみれば、そのようにシフトして順送りされる職務というのは、個人特有のスキルへの依存度は低いモノ。言い換えれば、誰でも出来るモノ。誰でも出来る仕事っていうのは、本来、本質的には、これから社会に出て仕事を始める人が担うべきモノである。

そういう種類の職務を、高齢者がこなすのも可能だけど、そういう職務は、社会に出ていない層に担わせるのが正しいように思う。

リタイヤ世代の社会参加は大切だけど、現役を退いた後においても社会参加すべきは、個人依存度が高く、代わりが務まらないような特別なスキルを持った人のみが、育成を兼ねてシニアとなった後でも職務を担うというのが自然の姿のように思える。
リタイヤ後に、時間を持て余して社会とつながるためとか、言いにくいけど、職務に限らず生活のためというだけで、人を選ばない職務に携わり続けるというのは、社会に出たくても出る事が叶わない若年世代の雇用のチャンスを奪っているような気がする。

個人が固有に作り上げた技術力を持っていたりして、それを普及させるために担い手が居ないという場合は、年齢は関係無しに職務を任務として果たすのは理解できるが、そうでないのであれば、代替わりで次の世代に職務を引き継いでいくというのが社会的には正しい考え方のように思ったりする。

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