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2018年4月25日 (水)

バブル崩壊期と現代のマツダ車

最近のマツダ車を否定的に見る意見の多くは、今のマツダ車はバブル期と同じで、皆同じ、、、、という論調。
でも、実は全く違う。

バブル期のマツダ車の特徴は、、、、ハード的に全く同じと言えるような車の表面デザインを変更して多車種化していた。

ペルソナとユーノス300、アスティナとユーノス100、センティアとMS-9、クロノスとMS-6とクレフと敢えて加えればユーノス500のような感じ。
外板、サイズが大きくちがって、内装まで違えば、まぁ違うと言えるかもしれないけど、多くはグリルのバッヂ変更のみ。基本、同じカテゴリーで同じ値段帯の車ばかり。クレフとかユーノス500は外板が違うからマシともいえるけど、基本的なセグメントは一緒。室内は一緒。

それに対して、今のマツダ車は、デザインの方向性は同じだけど、車自体は、値段帯、サイズ、カテゴリーが全く違う。デザインに方向性を与えるという意味では、BMW、メルセデス、アルファロメオ、国産ならレクサス等と同じ考え方。

という訳で、現代のマツダ車の方向性とバブル期のそれとは、全く違う。

つまり、過去の失敗はデザインを小手先で変えても、セグメント、カテゴリー、値段帯、、、これが同じだと結局競合するのでダメと言う事。これに気付いたので、今の方向性が生まれたのだろう。

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