バイクの絶滅度
今時のバイク、果たして、70年代、80年代のように長期に渡って目にし続ける事が可能なんだろうか?
今時のモデル、例えば、CBR250RRの年回販売台数の目標値は3500台程。ここ数年の販売台数をチェックしてみると、250ccクラスの年間一位は6000台前後である。因みに10位となると2000台未満。
そして、モデル寿命は短いモノで2年、長いモノで6年程度である。
どのモデルも登場して生産終了迄、ずっと売れ続けるというものではない。最も売れるモデルでも、年間一位を維持出来るのは1年程度、その後は徐々に低下してランキングから消える。ザックリ言って、近年のモデルの国内販売台数はヒットモデルでも25000台程度だろう。
こうやって市場に解き放たれたモデルは、果たして何年先迄生き残るのだろうか?
バイクブームの時は、年間の販売台数は多くの車種が10,000台を超えていた。多いモノでは30,000台をオーバーしていたのである。一つの車種が市場に放たれていた数は100,000台を超えるモノが多く存在していたのである。
それ故に、生産終了して久しい現代においても、市場で流通しているのを簡単に見付ける事が出来るのである。
しかし、そのブームの時代において販売台数でベスト10の十位程度の車種、年間販売台数が3000台以上だけど、そのような車種を現在の中古市場で見付ける事は非常に困難である。
このように考えれば、現代売られているモデルは、人気車であっても30年後には市場で見付けるのは困難な存在かもしれない。ましてや、不人気で即販売終了となるようなモデルを30年後に見付ける事は絶望的かもしれない。
最近ではNinja250SLが生産終了となったが、これは30年後には極めてレアな存在になっていそうだ。
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