家電メーカー
日本の家電メーカー、かなり厳しい。廉価品は中国、韓国だけでなく東南アジア諸国のメーカーの製品に価格的に太刀打ちできない。
最近では、必要性能が十分と思えるレベルの製品でも、中国、韓国製に劣る場合もある。結果的に、家電メーカーの業績は悪化し、メーカーが外資の軍門に下ったり、統廃合でブランドが消滅したり、、、、である。
テレビの液晶化が進む頃、十数年前だけど、東芝の超高機能で全番組全部録画出来る100万円のテレビ!なんて紹介があったけど、聞いた瞬間にダメだな!と思ったのを覚えている。結果的にダメだった訳だが、そんな物を本気で商品化しようとするプランナーが居た事自体に驚きを隠せないし、そんな企画を決済した経営陣にも驚くばかり。
最近、家電の中ではベーシックなラジオに嵌っているけど、ラジオを見て思うのは、、、、機能を集積した、高機能ラジオではなくベーシックなラジオ。ベーシックなラジオといえば、海外製の廉価品ばかり。日本メーカー製といえば、高価なラジオは、良く判らない機能がてんこ盛りのラジオ、、、、
でも、個人的に欲しいのは、価格はソコソコで構わない。それよりも、長い間安定して使えて、各部の作りがしっかりした製品。スイッチ一つ、電池蓋一つとっても廉価品は直ぐに壊れそうな構造だけど、そうではなく、スイッチ、カバー等をしっかり作ったベーシックな製品が欲しかったりする。機能も使う場面の少ない機能を増やすのではなく、基本機能、感度、プリセットに拘って使い易い製品を磨き込んだ製品が欲しいのだけど、そういうのが全く無いのが悲しい。
日本メーカーには、アホみたいに使わない機能を盛り込んで、その機能の割りに安価に作るのではなく、基本機能を磨き上げて長く使っても劣化で壊れる事のないような頑丈な製品を、それなりの価格で販売して欲しい気がする。
これは家電に限らない。車、単車、自転車でも然り。基本に忠実でしっかりした製品、、、、これが生き残る道のような気もする。
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