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2018年4月26日 (木)

描きにくいデザイン

我が家のバイク、古い順にCX、ガンマ、SV、BTとある。
デザインを見ると、時代順に新しくなっているような印象だ。
CXのデザインは、立体を形成する上で平面を組み合わせエッジで繋ぐ構成。箱形の延長形状となっており、一目見ただけで、記憶を辿って紙に書き写すことが可能。判りやすい形である。
ガンマのデザインもCXと同じ方向性。基本は平面を組み合わせエッジで繋いでいる。フェアリング等に曲面が用いられていても、極端な三次曲面ではなく、基本的には平面を湾曲させた程度の二次曲面故に、やはり一目見ただけで、紙に書き写すのは難しくない。

しかし、SVからは少々勝手が違う。SVはカラーリングラインナップも初期モデルは単色であり、単色であっても形状から個性が生まれるデザインである。90年代後半において、SVのような曲面形状のデザインのモデルは少数派で、同系のTL1000Sくらいしか思い付かない。デザイン的には、単色でも映えるという意味では優れたデザインだと思う。
このSVは、実車を見ながらであれば紙に書き写すことは可能だけど、記憶のみで正確に形状を紙に書き戻すのは一寸難しい。

更に、時代が進んだ2000年代以降、それもイタリア産のBT1100では、SV以上に立体的な造形が強調されたデザインである。BTのデザインを見るとSVの立体造形さえも薄っぺらく平面的に見えてしまう。それ程にBTは曲面中心でありながら抑揚に富んだデザインと言える。抑揚に富んでいるがために、記憶に基づいて紙に書き写す事は可能だけど、書き写すことが出来るのは、特定の一方向からの絵に留まる。三次元的に色んな方向から見て形状が頭に思い浮かぶか?というと、正直、難しいという印象である。

時代の流れで、デザインの変化が見て取れるけど、初期のモデルは非常に判りやすいデザインである。図面に書き写しやすく、製作用の金型も作りやすそうなデザインといえる。しかし、時代が進むに連れて、形状を二次元図面に落とすことは難しい印象である。

ベーシックさで言えばCXが一番判りやすい形状だけど、デザイン的に一番進んでいると思うのはBTのデザインである。

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