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2018年5月19日 (土)

CX-3のM/C

この度、CX-3がM/Cを受けた。
初の大幅改良とのこと。グリルの意匠変更、塗色配色の変更、ドア外板の肉厚変更、内装の見直し、パワーユニットの変更との事。

見所は、パーキングブレーキの電動化、それからパワーユニットでは、ディーゼルを1.5Lから1.8Lのスケールアップ、ガソリンエンジンは熟成によるスペックの向上となっている。

ディーゼルエンジンは、2.2Dと同じ様な仕様の変更の割りに、パワースペックの向上の度合が小さい印象。出力で105PSから116PSだから僅か11PS、トルクに至っては変更無しとなっている。2.2Dでは大幅なスペック向上が果たされていたのに較べると拍子抜けとも言えるけど、これは、おそらく組み合わせるトランスミッションの仕様による制限が掛かっているのだろう。
デミオのディーゼルMTではトルク値が更に押さえられているので、上げたくても上げられないのかもしれない。

今回のディーゼルはスペック的にも1.5Dの置き換えで、従来の1.5Dのブラッシュアップ版なんだろう。1.5Dのリコール対策等に対する完全回答が1.8Dのようにも見える。

現状のアナウンスでは1.8DはCX-3差別化のための存在で、デミオ、アクセラには1.5Dを残すという話だけど、ブロックが共通でトルクと燃費が向上するならば1.5Dを残す意味は為さそうなので、将来的には1.5Dはフェードアウトすると考える方が自然だ。

恐らく、何ヶ月遅れかでM/Cを受けるデミオにも1.8Dが搭載されるのは間違いなさそう。ただ、アクセラについてはFMC迄現行ラインナップを保ち、ガソリンがスカイアクティブXとディーゼルは車格的には1.5Dと2.2Dが1.8Dに統合一本化されるのでは無いだろうか?

ただ、今回のCX-3のM/Cが販売増に貢献できるか?というと、なかなか厳しそう。

確かに、M/Cにしては、力の入った多岐に渡る改良だけど、CX-3がライバルに対して厳しい理由は、パワーユニットとか内外装のデザインとは違うように見える。C-HRとかヴェゼルに対して厳しい最大の理由は、サイズ的、デザイン志向の問題から生まれた後席、ラゲッジのスペースの問題だろう。デザインのプレミアム性で勝負出来ると踏んだマーケティングの見誤りが原因だったように伺える。
スタイリッシュSUVを謳っていても、このカテゴリーの客層は、スペースユーティリティの確保は最重要項目。そう考えると、エンジン、内装、外装の改良では少々苦しいかもしれない。リアオーバーハング、ハッチゲート、ルーフライン辺り迄手を加えないと販売的には厳しいだろう。

ただ、作り手としては、CX-5、CX-8の好調の理由を把握しているだろうから、敢えてヴェゼル等とは競合させない方針なのかもしれないが、CX-5/8のように他社ライバル車両を上回るセールスを得るのは難しい。それを承知なのかも知れない。

ただ、そうであるならば、差別化の1.8Dの差別の度合をハッキリさせるような高出力、高トルク化させたり、ガソリンエンジンを2.5L化する等の判りやすい差別化が必要だったようにも思える。特に、僅か400ccしか変わらない新型2.2Dとのスペックの違いは排気量の差以上の違いのように感じられる。プレミアムを謳うのであれば、スペックだけでも150PS、35kg・m程度の数値が欲しいと思う人は少なく無いのでは無いだろうか?

M/C故に施せる範囲が限られるのだろうけど、もう一つ中途半端で、キャラクターの顕在化がユーザーに分かり易いようには図れていないように思う。

昔、軽自動車が550ccから660ccに変更されたとき、ミニカ辺りはオーバーハングを変更する等して居住性改善等を図った例があるが、ドア外板の肉厚を変えるのであれば、上述のようなキャラクターの方向性をハッキリさせるような投資が行われても良かったような気がする。

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