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2018年5月31日 (木)

マツダ車のマイナーチェンジ

割と年次改良を含めて頻繁に行われている。
今年は純粋なニューモデルの登場は無さそうだけど、マイナーチェンジは頻繁に行われている。
最近では、CX-5がエンジンをCX-8と同じモノに積み替えて登場したのを皮切りに、CX-3、アテンザが外観にも及ぶマイナーチェンジが為された。

両車ともマイナーチェンジにしては大掛かり。CX-3ではディーゼルエンジンを1.5Lから1.8Lに換装。1.8L化のコメントをみると、年内にも予想されるデミオのM/Cにも1.8Lが搭載されそう。なお、1.5Lのディーゼルエンジンは消滅する流れだろう。なお、アクセラはFMCが迫っているのでM/Cでディーゼルの1.8L化は見送られるのでは無いだろうか?
また、アテンザはモデルライフから言えば完全に末期だけど、外観、内装にも及ぶ大規模なM/Cである。エンジンはCX-5、CX-8と共通の190PS版ディーゼルが搭載され、シャーシに至るまで改良が施されているが、これ程の改良が施されるということは、次期FMC迄2年程度は商品力を維持させるという目的があるのだろう。
なお、2.2Lディーゼル搭載車といえばアクセラが残っているけど、これもFMC迄の時間を考えれば、M/Cは行われないだろう。

中身の変更は、マツダの宣言している技術の水平展開が為されている印象だけど、一寸違和感を感じるのは、外観の変更について。

アテンザについてのデザイン変更は、最新のデザイントレンドに乗せるという意味からも違和感を感じないけど、CX-3の外観改良は少々違和感を感じる。グリルデザイン、テールランプの意匠変更、ピラー類の塗色変更は判るけど、最近良く聞く『引き算の美学』的なコメントからすれば、各部に施されるメッキモールの加飾っていうのは、ホントに引き算?って気がする。それよりも、ユーザーが後から行う足し算の加飾って感じがする。

見た目的には新鮮かもしれないけど、塊のデザインを細部のバッチで見えづらくしているようにしか見えない。あれだけは少し残念。
コメント通りなら、マテリアルの異なる外板の組み合わせを換えたりして、小さな小細工的な装飾に頼らない一体的なデザインの提案等をして欲しかったような気がする。
特に、デザインを売りにして、次期アクセラプロトで見せたような面の使い方を応用して欲しかったような気がする。

メッキ加飾による目新しさの演出っていうのは、マツダなら古くはプログレスコスモだったり、PLAYMATEをCMに用いたM/C後のコスモ、縦目レガートから初代ベンツマスクのルーチェへのM/Cのような昔ながらの手法にしか見えない。

あんなメッキ加飾で新しさをアピールするに留まるなら、外観は弄らない方が良かったのでは?とも思うのは自分だけだろうか?

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