乗り換えと違和感
我が家には常用している重量車が複数ある。ガンマ、CX、SV、BTの四台だ。
どれもお気に入りであり、休日には複数台を持ち出して乗る事が多い。
重量、ポジション、タイヤプロフィールはバラバラだ。
重量(乾燥重量)からいえば、最も軽いガンマは130kg程度、SVが170kg、CXが210kg、BTが230kg程度だろう。
ポジションはガンマとSVがセパハンとバックステップによる前傾姿勢、CXとBTがアップライトなポジション。
タイヤはCXのみ昔ながら丸いタイヤ、それ以外は60~70偏平の偏平タイヤだ。
複数台乗り換えていると、違和感を感じるパターン、そうでないパターンがある。
これまで、BT購入以前の状態、つまりガンマ、SV、CXの三台体制の時は、どんな順番で乗り換えても、そんなに違和感を感じる組み合わせは無かったけど、BTを入れて以来、CXの後にBTに乗ると強烈に曲がらない印象である。ただ、BTを最初に乗ったり、CX以外のモデルの後にBTに乗る分には違和感を感じた事はない。
ここまでは、何度かブログにも掲載した事があるが、明確な自分が納得する答えには届いていない。
恐らくは、BTとCXの操縦性が極端に異なるのが原因なのだろう。CXの操縦性の軽快さは、丸っこい細いタイヤに起因するもので、人によってはグリップ感を感じづらく不安定な印象を持つかも知れないけど、細くて丸いタイヤ故に寝かし込みは軽く、切り返しも実に俊敏である。
それに対してBTは、車格に応じてか最も幅広いタイヤで今時の偏平ラジアルタイヤである。タイヤの接地面積は広く、タイヤのプロフィールからも車体がグングン寝ていくようなものではない。CXの向きを変えようとする程度の動作では、バンクを解消して直進に戻ろうとする反力の方を顕著に感じるところである。
SVやガンマでは、アップハンドル車のように視線だけで向きを変えるようなアクションは行わない。積極的に体重移動させる癖があるので、幅広偏平タイヤであってもしっかり曲がろうと車体が応えてくれるのだろう。
ガンマ、SVの後、或いは、最初にBTに乗る時は、曲げる時は、車体からのインフォメーションに従って体重移動を行っているのだろう。それ故に、違和感を感じないけど、CXの後に乗る場合、ポジションや車重等が非常に近いために、CXに乗っていた時の感覚で無意識にBTと接しようとするのが原因だと思われる。
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