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2018年5月 4日 (金)

プリウスの価値

プリウスというと、トヨタのハイブリッドカーの先駆け。初代は、このシステムの実験車的な色合いで革新的な車両。ユーザーと協力してシステムを完成させるという使命で登場してきた意味有るモデルのように感じる。市販車というよりも実験車的な色合いを強く感じる存在。

二代目プリウスは、初代で得たノウハウを反映した市販車とも言えるべき存在。一応、初代のハイブリッドシステムを市販車に昇華した完成品とも言える存在。

三代目プリウスというのは、完成した市販車を世の中で普及することで得た、情報を得つつ、ハイブリッドシステムを他車に展開するためにアップデートした存在。このシステムが、トヨタの他のハイブリッドカーの基本となる存在だったのは間違いない。
そういう意味で、プリウスの役割を果たしきった存在と言える。

しかし、四代目プリウスというのは、三代目でハイブリッドシステムを他車に展開することで、システム自体が特異な存在ではなくなった状態で登場したもの。それ故に、既に、先行者という意義が重要な位置を占めていたプリウスの価値を失った存在のように見える。
この四代目は、登場すべき存在ではなかったような気がする。既に、存在意義は無い。

本来なら、MIRAIがプリウスの名を関するべきだったような気もするし、最低でも、現行プリウスPHVのみをプリウスとして販売すべきだったような気がする。

現行プリウスは、既に一般化したハイブリッドシステムを搭載した、普通の車であり、先進性など全く感じられない。

役割を終えると退場すべき存在だったような気がする。

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