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2018年5月24日 (木)

ブレーキの引きずり

これは、ディスクブレーキキャリパーのキャリパーピストンの戻り不良が原因であることが多い。場合によっては、ブレーキフルードの抜き換えを消耗した状態のパッドで行い、その後、間もなくしてパッドを新品に交換した時にブレーキライン内のフルードが過剰な状態となったときにピストンが押される場合もある。

何れの場合も、ブレーキが掛かった状態となる。それ故に、発熱が促進し、ライン内フルードが膨張し、ますます制動が強くなり、最終的にロックして動かなくなる。

まぁ、ブレーキライン内のフルード過剰って事態は殆ど起こらないけど、キャリパーピストンの戻り不良っていうのは、長期放置車両で再稼働前の未整備で起こる事が多い。
日常的に運用されている車両では、たとえ汚れていてもピストンが稼働する範囲では稼働が保たれている場合が多い。

自分で複数車両を維持していて、久しぶりに乗ったりする場合は注意が必要だけど、長期在庫車両等の中古車を購入する時も、その箇所の整備状態如何によっては、そういう事態に陥る可能性があるので注意が必要。

自分の最近の経験では、BT1100のリアブレーキの引きずりを経験したけど、中古で購入後間もなくして、そういう事態に陥った時は、何故に????という思いが拭いきれなかった事を覚えている。

まぁ、納車段階で普通に動いていたら、そういう箇所のOHなんてしないのが普通かもしれない。

そういう事態に遭遇した時は何故に?と思い、マスターシリンダーのピストンロッドを緩めて自宅に帰り、その部位を再調整するも引きずりが解消せず、最終的にキャリパーをチェックするとキャリパーピストンが動かなくなっている事が判り、結局、自分でOHして対処したけど、この引きずりは、症状としては単純で処置も単純だけど、出先で遭遇すると対処は困難だし、対処出来なければ走行自体も不可能となるので、結構、重要なトラブルだ。

単純ながら走行に支障を来すのは、レバー類の折損、ワイヤーの断線もあるけど、こういうブレーキ周りも結構重要。

快適な二輪ライフには、こまめな整備、或いは、日常的に乗って異常を早期検知する事が大事だ。

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